恥をかく事は悪い事ではない!

なぜ今それを言うの?と思う事はないだろうか?
「恥をかくことは別に悪くない」
そう思ってはいてもやはり
恥をかく事を恐れながら生きているような気がする。
しかしよく考えてみれば何ら恥ずかしい事ではない事が多い。別に悪い事をしたわけではないのだから。
小学校3年生の参観日。
隣の男の子が後ろを振り返り嬉しそうに「あ、来た!」と言ったので
私は思った事をつい言ってしまったのだ。
「今日はおばあちゃんが来たの?」と。
他の子も聞いていた。
次の瞬間に男の子がとても悲しそうな顔をした。その時の顔を今でも忘れない。
卒業まで口をきいてもらえなかったまま、別の中学校に行ってしまったので
それ以来会ったことはない。
大人になってから人前で間違いを指摘された事があった。
とても嫌だし涙が浮かんでしまった。
人前で言うメリットは何もなかったはずなのになんでと。
ただしその相手も私と同じように悪気なく思った事をつい言っただけかもしれない。
ずっと、忘れていたのに
あの時の男の子を急に思い出した。傷つけてしまったんだなと。
子供のした事だしケースは違うが、それでも悲しい悔しい思いをさせてしまった事にかわりはなかったと。
相手にその間違いを人前で言うほど重要な事なのか。
よく考えるようになった。
どうしても言わなければならない時は、
自分の思い違いかもしれないが、と前置きをし、一対一で話す事を心がけるようにした。
世の中の恥と思ってる事は
ほとんどは恥じゃない。
恥ずかしいのは
相手に恥をかかせる人!
いつかあの時の男の子に会って
話せる機会がありますように。