ブログ

私がインナーチャイルドワークに出会うまで―「愛されるために生きてきた私」が目覚めた日―

出産をきっかけに始まった私の癒しの旅。
インナーチャイルドに出会えなかった日から

「愛されるための人生」を手放すまでの物語。

 

はじまりは助産院でのワーク

次女を出産した助産院で、母親向けのヒーリングワークが行われていた。
「インナーチャイルドに会いに行く」と言われて

私は期待に胸をふくらませて参加した。

でも、結果は——何も感じなかった。

まわりの人たちが涙を流している中で、私は心が動かない自分に戸惑った。
「どうして私だけ感じないんだろう」
それが、私の探求の始まりだった。

 

 


娘の誕生と同時に気づいた“他人軸”

思い返せば、出産のときからすでに私は「愛されるための行動」をしていた。

きれいなお産をしなければ。
最短でスムーズに産まなければ。
みんなのお手本になるようにしなければ。

すべて「〜しなければならない」で出来上がった思考。
私の人生はいつも「どうすれば愛されるか」を軸に動いていた。

愛されるために努力し、
愛されるために我慢し、
愛されるために“理想の母親”を演じてきた。

でもその裏で、本当の私はずっと小さく震えていた。
「私はこのままじゃ、愛されないの?」
その声が、私の中のインナーチャイルドの叫びだった。


出会えなかった理由

最初のワークでインナーチャイルドに出会えなかったのは、当然のことだった。
私はまだ“感じること”より“うまくやること”を優先していた。
心が「安全」だと感じていなかったから、潜在意識が扉を閉ざしていたのだ。

癒しは、焦って掘り起こすものじゃない。
心が準備できたときに、自然に開く。
あのときの「何も感じない自分」こそ、最初の一歩だったのだ。


「恋空」で出会ったもう一人の私

それから数年後。
映画「恋空」を観ていたある夜、私は突然涙が止まらなくなった。

その瞬間、母のお腹の中にいる“胎児の私”の姿が見えた。
布団の中に潜り込み、体育座りで小さく丸まりながら声をあげて泣いた。

私は知っていた。
「私は父に捨てられる」
「父から得られない愛を、どう昇華するか」
そのテーマを学ぶために、私はこの両親を選んで生まれてきたのだと。

ようやく出会えた。
あの助産院で出会えなかった、私の核となるインナーチャイルドに。


受け入れ、認め、許し、愛した

私はその胎児のインナーチャイルドを、受け入れ、認め、許し、そして愛した。
「これからは私があなたを育てなおすからね」
そう心の中で誓ったとき、
“愛してもらうための人生”が終わりを迎えた。

もう、誰かの期待に応えるために自分を偽るのはやめる。
ありのままの自分で人を愛していく。
そして、ありのままの私を受け入れてくれる人を大切にして生きていく。

それが、私にとっての再誕だった。


💫インナーチャイルドは一人じゃない

インナーチャイルドは、一人ではない。
幼いころに傷ついた自分が、場面ごとに分裂して、
その苦しい時間の中に取り残されたまま、心の奥で生き続けている。

泣きたくても泣けなかった子。
怒りを我慢して笑っていた子。
誰にも頼れず、寂しさを飲み込んだ子。

それぞれが、あなたの中で今も息をしている。
だからこそ、癒しは一度きりでは終わらない。
一人ずつ丁寧に声をかけ、抱きしめ、受け入れていく。

「もう大丈夫。あなたの気持ちはちゃんと届いているよ。」

そう伝えるたびに、過去の自分が一人、また一人と現在のあなたに統合されていく。
インナーチャイルドワークとは、バラバラになった魂の欠片を集めて、
“本来の自分”に戻っていく旅なのだと思う。


🌙最後に

インナーチャイルドは、一人では見つけにくい。
なぜなら、心の奥で長い間“見つからないように”隠れてきたから。
自分で探そうとすると、どうしても思考が先に動いてしまう。

だからこそ、誰かのナビゲートが必要なんです。
私は、あなたの心の旅の伴走者として、
一緒にその子を見つけ、受け入れ、癒していくお手伝いをします。

あなたの中の“もう一人のあなた”に出会う、その瞬間を見届けたい。

🔮鑑定のご予約はプロフィールリンクからどうぞ。
あなたの心の奥に眠る“愛の原石”を、一緒に見つけましょう。

 

神楽峰ヴィスカ

占いのことなら|ほしよみ堂 > ブログ > 私がインナーチャイルドワークに出会うまで―「愛されるために生きてきた私」が目覚めた日―