名は祈り、名は使命 ― 八神雪月花という名に宿るもの
初めまして。
埼玉大宮ほしよみ堂の占い師
八神雪月花です。
本日より埼玉大宮ほしよみ堂の対面占い師としてデビューしました。
占い師として活動を始めると決めたとき、
「どんな名前で生きていこうか」と、私は静かに迷っていました。
名前は看板であり、魂の衣。
未来へ向かう自分を象徴する、もうひとつの姿です。
最初に思い浮かんだのは、
以前レジンの小物を作って販売していたときに使っていた店の名前―― ichi(イチ)。
可愛い音で、思い入れもある。
「これで行こうかな」と思った瞬間、後ろから声がしました。
「それは俺が使いたいからダメ。」
振り返ると、私の背中をいつも押してくれる人――夫が、少し照れながらそう言ったのです。
その言葉に、思わず笑ってしまいました。
「じゃあ、私に似合う名前、何かある?」
そう尋ねたとき、夫はうんうん悩みながら
「雪月花。
占い師らしくて、綺麗で、神秘的で、可愛い。」
雪のように静かで清らかに。
月のように神秘を宿し、道を照らし。
花のように人の心に華を咲かせる。
その音の響きに、心がすっと満たされたのを覚えています。
■ 名前に“使命”を通わせる
「雪月花」は、ただ美しいだけの名前ではありません。
見た人の心に、そっと季節の風を運ぶような
清らさと優しさを持ち寄れる人間で在りたい。
そんな願いが宿っています。
しばらくは雪月花のみで活動していましたが、名字も必要だという話になったので、また夫に相談してみたのです。
いくつかの名字を出した後、夫が言ったのです。
「お前、日本神話好きだろ。
八百万(やおよろず)の神から“八神”でどうだ?」
心の奥が震えました。
幼い頃から、私は神話を愛し、
神々と人が織りなす物語に心を寄り添わせてきました。
八百万の神々に見守られ、導かれるように生きたい。
そしてそのご縁を、誰かの未来へと繋げていきたい。
そうして私は、**「八神雪月花」**となりました。
■ 名前は、祈りであり、愛情であり、縁である
この名前は、
私のために夫が贈ってくれた祈りであり、
神々からお借りしている光でもあります。
携えて生きるには、誇りと責任が必要です。
誰かの心にそっと火を灯せるように、
迷う夜空にひとしずくの光を落とせるように、
神々の声で“運命の人”へ導く。神託の案内人として
これからも、名に恥じぬ歩みを続けていきたいと思います。
■ 最後に
「名前って、どう決めたんですか?」と聞かれるたびに、
少し照れくさく、しかしとても誇らしい気持ちになります。
だってこの名前は、
八百万の神々と、たったひとりの大切な人がくれたものだから。
今日もこの名で、誰かの心に寄り添えますように。
八神雪月花