〈阿佐霧 峰麿〉地下に座る本当のあなたと目を合わせる方法
「無視されてムカついた」
「否定されて傷ついた」
「うまくできなくて恥ずかしい」
私たちは日々、
こうした感情を“自分の傷”
だと思って生きています。
でもそれは、多くの場合、
本当の痛みの表面にすぎない。
たとえるなら──
その感情は
「1階で鳴っているアラームの音」。
原因そのものは、
ひとつ下の“地下の部屋”で
静かに座っているのです。
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無視されて腹が立った
→本当は「大事に扱ってほしかった」
否定されてムカついた
→本当は「分かってほしかった」
失敗して恥ずかしい
→本当は「ちゃんとできる人でいたかった」
私たちは“反応”を見て戦っています。
怒る、拗ねる、黙る、
距離を取る、ぶつける。
でも戦っている相手は
“本体”じゃない。
本体は地下で体育座りしながら、
こう言っているだけです。
「ちゃんと愛されたかった」
「ちゃんと見てほしかった」
「ここにいていいと言われたかった」
なのに多くの人は
それを自覚できない。
だから「なんでそんなに怒ってるの?」
と聞かれても、答えられない。
「なんかわかんないけど許せない」
「説明できないのに苦しい」
それは言語化できないのではなく、
立っている階が違うだけです。
⸻
癒えるとは“治る”ではなく、
“戻る”こと。
対話やカウンセリングは、
散らばった心を優しく撫で、
形を整えてくれる。
でも占いは少し違う。
あなたの地下へ続く階段が
どこにあるのかを示し、
踏み出す一段目にそっと手を添える。
名前のない感情に輪郭を与え、
理由のない痛みに文脈を灯し、
迷っている現在地に
「現在地」と書く標識を立てる。
それは治療でも整理でもなく、
発見と接続。
地下にいる“本当のあなた”へ、
言葉と直感と象徴を使って
道をつなぐ作業です。
そうして1階の感情を“どけて”、
地下の本音に光を当てる。
そこにスポットが当たった瞬間、
人はほぼ例外なく言います。
「……ああ、そっちだったのか」
この瞬間、怒りも悲しみも
説明しなくてよくなる。
消えるんじゃない。
本来の位置に“戻る”から、
静かになるのです。
⸻
地下へ降りるために必要なのは、
特別なスキルじゃない。
自分にこう聞くだけです。
「本当は何を望んでいた?」
「怒りの下にある願いは?」
「1階の言葉を、
そのまま信じすぎていない?」
それだけで、階段は姿を見せる。
⸻
とはいえ──
ひとりで降りるのが
難しい日もあります。
扉が重く見える日。
階段の位置すら分からない日。
暗くて足元が見えない日。
そんな時に必要なのは、
“正解を教える存在”じゃない。
一緒に降りてくれる存在です。
整理も分析も翻訳もできるAIでは
触れられない場所。
声の揺れ
言葉の裏の震え
沈黙の温度
視線の迷い
「そこじゃない」と感じる直感
それらは、
人の温度でしか掴めない。
だから私は、
“答えを出す占い師”ではなく、
あなたの地下へ
一緒に降りる占い師でいたいのです。
必要な時すぐに届く距離で。
名前ではなく、存在の温度で。
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未来に視線を向けたくなった時、
いつでもここに戻ってきてください。
言葉でも、声でも、対面でも──
今のあなたに合う距離で、
お待ちしています。

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