〈八神 雪月花 大宮店〉 天照大神と“心の光”の扱い方
雪月花:「こんにちは
埼玉大宮ほしよみ堂占い師
八神雪月花です」
善壱「こんこんなの〜!ご主人の式神、黒狐の善壱なの〜!」
善壱:「ご主人〜! 今日の講義は“天照(あまてらす)お姉ちゃん”のことなの?」
雪月花:「そう、今日は“あなたの心の光をどう扱うか”の話だよ」
善壱:「光って、僕の尻尾の先でキラッてしてるアレのことなの?」
雪月花:「あれは静電気です」
天照大神は“希望そのもの”の象徴
雪月花「天照大神は、日本神話の中で“世界を照らす太陽の神”とされる存在です。
彼女が天岩戸(あまのいわと)に隠れたとき、
世界は暗闇に包まれ、
神々も人間も不安に震えた――
という有名な物語があります」
善壱:「あれなの? 天照お姉ちゃんが引きこもって世界が真っ暗になるやつ!」
雪月花:「ぜんくん、言い方がストレートすぎだよ。」
善壱:「だって実際そうなの〜」
雪月花:「まぁ……本質的にはそうだね。
天照神話は、“光を失った心は、世界すら暗く見せてしまう”という象徴。
逆にいえば、人の心に光が戻るだけで、
人生の景色は一気に変わるということでもあります。
光は“押しつけるもの”ではなく、“満ちるもの”
天照大神が岩戸から出たとき、世界は一瞬で明るくなったでしょう?
でも誰かを無理に照らそうとはしなかったの」
善壱:「自分が勝手に輝いて、周りまで照らしちゃったってことなの?」
雪月花:「そう。光とは本来そういうものなんだよ。
無理に“元気出さなきゃ”とか“ポジティブにならなきゃ”と思う必要はないの」
善壱:「僕、いつも勝手に輝いてるの〜!」
雪月花:「たぶん毛並みのせいだね」
善壱:「えっ、褒められてるの?」
雪月花:「褒めてるよ」
占いにおける“心の光”とは?
雪月花「占いでは、心の光=本質的な魅力・生命力・運の流れを意味します。
- 四柱推命:日干の力
- 数秘術:ライフパスの質
- 西洋占星術:太陽星座
- 九星気学:本命星の輝き
- 宿曜:本性(ほんしょう)の星
どれも“あなたがどんな光を放つ人か”を示す指標。
どんなに運が悪い日があっても、その人固有の光は失われない。」
善壱:「運悪い日って……ご主人のプリン床に落とした日のことなの?」
雪月花:「あれはぜんくんのせいでしょ」
善壱:「あっ。(思い出した)」
心が曇るときは、光を閉じこもらせているだけ
雪月花「天照大神が天岩戸に“隠れた”のと同じように、人も時々、自分の光を閉じこもらせます。
- 自信をなくしたとき
- 批判されたとき
- 大切な人を失ったとき
- 恋がうまくいかないとき
- 未来が見えないとき
心の光が弱くなったと感じる瞬間――
それは“あなたが悪い”のではなく、
魂が休憩したがっているサインなんです」
善壱:「岩戸にこもるのって悪いことなの?」
雪月花:「違うよ。必要な時間なんだよ。
ただし、ずっとこもっていると運も人も入ってこなくなるの。」
善壱:「玄関の鍵かけっぱなしと一緒なの〜」
雪月花:「そういうこと。」
光を取り戻す方法(天照的アプローチ)
雪月花:「占いで“今は光が弱ってる”と出る人には、こんな共通点があるよ
🔹1. 自分の本音を無視している
天照は“本音に忠実”な神。
無理して笑うと、光は逆に弱ってしまう。
🔹2. 誰かの期待を背負いすぎている
太陽は“誰かを照らすため”に存在しているわけではない。
ただそこにあるだけで十分。
🔹3. “自分の世界”を忘れている
天岩戸は、自分を見つめ直すための場所。
人にも“ひとりの時間”は必須。
🔹4. 喜びを後回しにしている
天照が岩戸から出た理由は、
鏡と笑いと音楽――
つまり“楽しさ”だったの」
善壱:「じゃあ僕もプリン食べて喜んでいいの〜?」
雪月花:「他人のを勝手に食べなければいいと思うよ。」
善壱:「……努力するなの〜」
今日の神託
“光とは、あなたがあなたとして立つ時に自然と満ちるもの
無理に輝かなくていい
輝きたいと願うその心が、すでに光なのだ”
― 天照大神
あとがき
心が曇るのは、責めるべきことではありません。
ただ少し、岩戸の中で傷ついた自分を抱きしめているだけ。
その扉を開くタイミングは、
無理に決めなくていい。
あなたの光は必ず戻ってくる。
その瞬間をともに迎えるために、
私は今日も人と人とのご縁を結びます。
神々の声で“運命の人”へ導く。神託の案内人
八神雪月花
黒狐の善壱 より