〈八神 雪月花 大宮店〉大国主命(おおくにぬし)の“縁の流れ”
雪月花:「こんにちは
埼玉大宮ほしよみ堂占い師
八神雪月花です」
善壱:「こんこんなの〜!ご主人の式神、黒狐の善壱なの〜!」
善壱:「ご主人〜! 今日の講義は“大国主(おおくにぬし)さま”なの?」
雪月花:「そうだよ。“ご縁の神様”として日本中で愛されている神様だよ。」
善壱:「ご縁の神様って聞くと…僕とご主人の出会いも大国主さまのおかげなの〜?」
雪月花:「そうだね、あれは“ご縁の導き”だったなぁ。」
善壱:「(じ〜ん……)僕、杏仁豆腐より嬉しいの〜」
雪月花:「それは珍しいね。」
大国主命は“縁を編む神”
雪月花:「大国主命は、
人と人、人と場所、人と運命――
あらゆる“結び”を整える神様。
古事記では、彼はいくつもの国を治めながら、
和合・調和・繁栄をもたらした神として描かれます。
大国主命はね、ただ縁を“与える”神じゃないんだよ。」
善壱:「違うの〜?」
雪月花:「そう。“縁の流れを整える神”なんだよ。」
善壱:「整える……? 糸の毛玉をほどくみたいななの?」
雪月花:「そう。絡まった縁は、運の流れまで止めてしまうからね。」
善壱:「あっ! 僕の尻尾に絡まった糸、ほどいてくれたのもご主人なの〜!」
雪月花:「あれは“事故”だね。」
“良縁”とは、あなたを伸ばす相手
雪月花:「“悪縁”とは、あなたを削る相手のこと
大国主命のご縁はシンプルです。
◎ 良縁
- 心が温かくなる
- 自分らしさが増える
- 成長できる
- 行動が前向きになる
× 悪縁
- 気力が奪われる
- 自分を責める癖がつく
- 依存、束縛、執着
- 本来の運から逸れてしまう
ね?シンプルでしょう?」
善壱:「ご主人、良縁と悪縁って、全部大国主さまが決めてるの〜?」
雪月花:「決めるのは“あなた自身”。
大国主命は『気づくきっかけ』をくれるだけなの。」
善壱:「えっ、僕も気づけてるかななの……?」
雪月花:「杏仁豆腐に関しては気づけてないね。」
善壱:「……反省するの〜」
占いにおける“ご縁の流れ”
雪月花:「占いでは、ご縁の流れは“運命の河”のように読めます。
- 数秘術:ライフパス同士の調和
- 宿曜:相性の星回り
- 四柱推命:日干と月柱の関係
- 西洋占星術:金星・月の配置
- 九星気学:本命星の相性
どんな占術を使っても、
大国主的な“結びの力”は流れの中に必ず現れるの。」
善壱:「つまり、占いってご縁の地図なの?」
雪月花:「そう。縁の道筋を可視化するものだよ。」
善壱:「僕とご主人の地図は〜?」
雪月花:「“一本道”。揺らがない。」
善壱:「うわ〜ん(嬉し泣きなの〜)」
雪月花「大国主命が教える“縁の流れを良くする方法”
大国主命は、“縁の結び方”にも教えがあります。
①
自分の心を偽らない
偽りは悪縁の温床。
素直さは良縁を呼ぶ。
②
相手を変えようとしない
ご縁は“合わせる”ではなく“響き合う”もの。
③
自分を大事にする
自尊心の低さは悪縁を引き寄せる最大要因。
④
手放すことを恐れない
大国主命は“離縁”も守る神。
手放しは新しい縁の土台。
⑤
感謝を忘れない
“ありがとう”は縁の結び目を強くする言葉。」
善壱:「ご主人、僕…ちゃんと感謝してるなの。いつも杏仁豆腐もらえて……」
雪月花:「もらってない時の方が多いよ?」
善壱:「……(次はちゃんと許可を取るの〜)」
今日の神託
“縁は探すものではなく
整えたあなたのもとへ流れ着くもの
手放し、許し、感謝し、
その心の澄んだ水辺に
本当の縁は静かに降り立つ”
― 大国主命
あとがき
ご縁とは“奇跡”ではなく、
心が整ったときに自然と流れ込むもの。
大国主命は、
あなたの人生を豊かにする縁を
そっと運んでくれる神様。
だから、
「なぜこの縁が来たのだろう」
「なぜあの縁は離れたのだろう」
と悩む必要はありません。
縁はあなたに必要な形に変化し、
“本来の流れ”へ戻してくれます。
神々の声で“運命の人”へ導く。神託の案内人
八神雪月花
黒狐の善壱
より。