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〈阿佐霧峰麿〉手放すとき、人は未来に向かって動き始める── 長い縁の終わりに立つあなたへ

迷う理由は「答えがない」からではなく、心が動きはじめているから

 

運が動き出すのは、

“正しい”決断をしたときではありません。

 

 

心の内側で、静かに準備が整いはじめている頃に、

そっと一歩を踏み出した瞬間に近いのだと思います。

 

占いの世界では、それを

運の流れと、心の向きがふっと重なる瞬間”

と呼ぶことがあります。

 

 

 

陰陽論で言えば、“正しい/間違い”ではなく、

陰が満ち、陽が芽を出しはじめる──

 

その“節の気配”に触れたとき、

と言ったほうがしっくりきます。

 

 

 

鑑定を続けていると、

いつも感じることがあります。

 

 

占いに来る人の多くは、

もう心のどこかで答えを知っている。

 

ただ、その答えを自分ひとりで掴むには、

ほんの少しだけ外側からの灯りが

必要なだけなんです。

 

 

そして不思議なことに、

そういう方ほど、まるで導かれるように

“必要なタイミング”で扉を開けてくださる。

 

 

 

ご先祖の呼びかけなのか、

直感のさざ波なのか──

 

説明できない何かが、

そっと背中を押しているように思えるのです。

 

 

 

私は毎週土曜日だけ、

原宿ほしよみ堂にいるのですが、

 

限られた時間にも関わらず、

飛び込みで来られた方が

 

なぜか私と深い“縁の線”でつながっている

ことが続いています。

 

 

 

「男性の占い師が良かったんです」

(その日は偶然、私しかいなかった)

 

 

「境遇がとても似ていて驚きました」

(必要な時に、必要な相手が来る不思議)

 

 

「私、先生と同じ主星が命宮(めいきゅう)に入っているんですか?」

(同じ気質を持つからこそ届けられる言葉がある)

 

 

そうした巡り合わせを重ねるたび、

占いは未来を当てる道具ではなく、

 

動くべき季節に、自然と動ける心に戻る場所”

なのだと実感しています。

 

 

誰にも相談できない迷いに沈んだ日々

 

最初の妻とは、付き合いが約3年、

結婚生活が4年続きました。

 

 

険悪だったわけではないし、

嫌いになったわけでもない。

 

 

ただ、お互いを尊重しながら

静かに暮らしていただけでした。

 

けれど──

フルタイムで働く二人は、

帰宅してからの数時間と休日しか顔を合わせない。

 

 

積み重ねる時間が少なくなるほど、相手の魅力より、

小さな欠点ばかりが目につくようになっていく。

 

 

 

最初は目には見えない塵のような「不満」。

それが年月をかけて静かに積もり続けていく。

 

 

 

 

そして、ある一つの“どうしても超えられない価値観の違い”

が火種になり、積もり続けた微細な不満が

粉塵爆発のように一気に噴き出てしまった。

 

 

「嫌いじゃない」

 

「でも、一緒にいる理由が見えなくなってきた」

 

 

そう思った瞬間、私は人生で初めて、

誰にも相談できない悩み” を抱えたんです。

 

 

 

相手を悪く言いたくなかったし、

自分の弱さを人に見せるのも怖かった。

 

──

 

私を動かしたのは、「占いを信じていたから」ではない

 

どうしていいか分からなかった私は、

半ばすがるように──それまで一度も信じたことがなかった

“占い”に手を伸ばしました。

 

 

 

独学で四柱推命や紫微斗数の本を読み漁り、

完全に理解できたわけではなかったけれど、

 

「自分の運気の流れを知りたい」

という一心でページをめくり続けました。

 

 

 

そして気づいたんです。

 

ちょうどあの時期が、

縁を結び替えるタイミング” だったことに。

 

 

 

迷いが霧のように薄れ、

私は別れを選びました。

 

 

 

すぐにではなく、一年の準備期間を置き、

互いに誠意を尽くして区切りをつけることができました。

 

──

 

手放すと、未来がひらく──人生が教えてくれたこと

 

その後の人生は、ゆっくりと、

しかし確かに動き始めました。

 

 

 

再婚、子どもの誕生、

そして占い師の道へ。

 

 

あのひとつの選択が、

思わぬ方向へ未来を開いてくれました。

 

 

 

振り返って思います。

 

 

運は“正しい決断”で動くのではなく、

“心と運気の向きがちょうど重なる瞬間に、そっと動く”

のだと。

 

 

新しい気が入ると、未来の選択肢は広がっていく

 

風水では、空間には“気の流れ”がある

と考えられています。

 

 

満員電車のような部屋には、

新しい空気は入り込めない。

 

けれど、椅子ひとつ分のスペースが空くだけで、

風の通り道がふっと生まれる。

 

 

 

その“わずかな隙間”が、運を呼び込む

 

 

 

たとえば、部屋の窓を少しだけ開けた瞬間に

こもった空気が動き出すように、

 

人の心も、何かをひとつ手放すと

それだけで未来の風が入りはじめる。

 

 

 

人間関係も同じで、

ぎゅうぎゅうのままでは、

本来巡ってくるはずの縁が入る余地がない。

 

 

 

 

手放すことは“失う”行為ではなく、

あなたの未来がちゃんと息を吸えるように

スペースを整える行為に近い

 

 

 

選択肢が広がるのは、

そのスペースに、

あなたにふさわしい気が流れ込むからだ。

 

 

 

いま手放すものがあるなら、

 

その空いた場所には、

これからのあなたに必要な縁が

静かに、確かに向かってきている。

 

 

 

 

どうか怖がらずに、

未来に少しだけ余白をあけてほしい。

 

 

あなたの人生は、

そこからゆっくりと息を吹き返す。

 

 

 

次の季節へ歩くあなたの背中が、

どうか優しい光に照らされますように。

 

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言葉でも、声でも、対面でも──

その日のあなたに合う距離で。

 

そっと寄り添える場所として、

ここにいます。

 

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