ブログ

阿佐霧 峰麿

止まれなかった日々に、初めて生まれた“静寂”──その数分の積み重ねが人生を変え始めた(第一章⑦)

私は仕事の“止まる瞬間”──

荷下ろしまでの待機時間のわずかな隙間で、

本を開くようになった。

 

 

 

深夜に落ち着いて読む余裕などなかった。

 

通勤は往復2時間半。

睡眠は5時間を切り、

帰宅すれば倒れるように眠る日々。

 

 

仕事中は“走りながら考える”ことの連続で、

意図的に止まる時間はほとんど存在しなかった。

 

 

 

運送の仕事は、外から見える以上に

「走る」と「考える」を同時に要求する

 

 

荷物の積み下ろし、走行、時間配分。

受付締切、渋滞のクセ、納品形態の把握、

次の現場までの移動時間の計算。

 

それを何十件と繰り返す毎日で、

体力も頭も削られていく。

 

気を抜く余裕は一秒もない。

 

 

固定ルートなら経験が助けてくれる。

“慣れた道” “慣れた人” “慣れた流れ”

が心を守ってくれる。

 

 

だが私はフリーだった。

 

 

「誰に聞いても分からない納品先」が普通に出てくる。

だから事前にマップを開き、

 

入口の位置、道幅、4トン車で本当に曲がれるか、

どこに積めば最短で降ろせるか──

現場を想像しながら積み込みの配置を決めていく。

 

 

積み方ひとつで、現場での負担の割合が変わる。

積み込みで仕事の9割が決まる

と言われるのはそのためだ。

 

 

予定が少しでも狂えば、

すべての段取りが連鎖して崩れていく。

それでも“完納”は求められる。

 

 

それがこの仕事だった。

 

 

 

間に合わなければ持ち帰りになり、

倉庫に戻って再び荷物を降ろす。

 

その分だけ帰宅は確実に遅くなる。

 

 

そんな余裕はどこにもなかった。

 

 

 

 

だから、わずかな待機時間だけが、

ようやく訪れる“強制的な静寂”だった

 

 

 

そのほんの一瞬でも、私は本を開いた。

 

 

だがページを開いた途端、

知らない概念が容赦なく押し寄せてきた。

 

 

「十干?十二支?五行?

干合?対冲?通根?

いったい何の話なんだ……?」

 

 

最初は意味も分からず、

ただ文字を追うだけの日々。

 

ページをめくるたび、

別世界に入り込んだような感覚があった。

 

 

 

それでも不思議と苦ではなかった。

 

 

 

理由はひとつ。

 

誰にも頼れないなら、

自分の人生くらい自分で読み解きたい。

 

 

 

そもそも“相談”という回路が自分にはなかった。

 

頼るという発想も育っていなかった。

 

 

ならば、自分の流れを自分で読むしかない。

ただそれだけだった。

 

 

 

効率とは真逆の学び方だった。

 

 

理解より困惑の方が多く、

世の中に溢れる“12パターンに分類するだけ”

の占いとも違う。

 

血液型やワンタップで運勢が出てくるような

手軽な占いでもない。

 

 

即効性などなく、わからないことだらけ。

 

 

 

ただ、構造の深さだけがそこにあった。

 

 

 

 

それでも休日には本を読み漁り、

仕事の待機時間には用語を調べ、

 

あらゆる占術の特性や用途を

ひとつずつ理解していった。

 

 

 

 

その過程で、私は気づき始めた。

 

 

 

 

占いは“気休め”ではなく、

人生を構造で捉えるための言語だということに。

 

 

 

 

当時はまだ本質には触れられていなかった。

 

けれど“流れ”という概念を知ったとき、

胸の奥の不安がようやく輪郭をもち始めた。

 

 

 

ページを閉じても現実は何も変わらない。

心身の疲労も減らない。

 

 

だが──

方向を示す地図を持つだけで、

人は歩き方を変えられる。

 

 

 

私はまだその意味を深く理解していなかった。

 

 

ただ、わずかな静寂の中で本を開き、

少しずつ自分の道を照らす星屑を集めるように学び続けた

 

 

 

 

気づけば私は、

のちに自分の人生そのものを救うことになる

 

四柱推命と紫微斗数(※)の道

静かに踏み出していた。

 

※(しちゅうすいめい)と(しびとすう)

 

—————————————————————

 

言葉でも、声でも、対面でも──

その日のあなたに合う距離で。

 

そっと寄り添える場所として、

ここにいます。

 

—————————————————————

X(旧Twitter)

運勢・ブログ更新・待機スケジュールなど、

日々の動きをすべてこちらでお知らせしています。

 

✦ 対面鑑定(原宿ほしよみ堂 / 毎週土曜日)👈ご予約はこちら

直接向き合いながら、未来の焦点を整える時間。

 

✦ プロフィール・ブログ一覧

阿佐霧 峰麿の歩みと、全ブログのアーカイブ。

 

✦ 電話占いヴェルニ

その日の気持ちをそのまま置ける場所。

(ほぼ毎日待機中|スケジュールはこちら)

 

※各項目はタップでリンク先に移動できます。

  • 「ほしよみ堂」youtubeチャンネル
  • 占い師募集

占いのことなら|ほしよみ堂 > ブログ > 止まれなかった日々に、初めて生まれた“静寂”──その数分の積み重ねが人生を変え始めた(第一章⑦)