あぐり
結婚したいのですが、良い出会いがありません・・・
結婚の扉を開くには ― 水火既済・初爻が示す「余白」のつくり方
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仕事が楽しい。
毎日が充実している。
独りでいることに不自由はない。
それでも、ふと夜更けに思う。
「この先もずっと一人でいいのだろうか…」
そんな揺らぎを、胸の奥で誰にも言えずに抱えている。
今回のご相談者は40代の女性。
結婚を望み、アプリにも登録した。
けれど、心に響く出会いにはなかなか巡り会えない。
焦りは薄い。
だけど、未来への不安は消えない。
この迷いに、易を立てたところ――
水火既済(すいか・きせい) 初爻 が示されました。
既済とは「一応、整っている」という状態。
しかし初爻はその“入口”に立つ。
つまり、
すべてが整っているがゆえに、
新しいものが入りにくい状況
ということ。
爻辞にはこうあります。
川を渡ろうとする車輪が引き戻される。
尾を濡らして進み渋る狐。
慎重であれば問題ない。
これは、
今の生活が完成されすぎて、
「変化の余地」が少なくなっている暗示。
■結婚のために必要なのは
完璧ではなく「余白」
仕事で心が満たされていると、
結婚へのエネルギー配分は自然と少なくなる。
・一人で出かけ、一人で楽しめる
・誰かに頼る必要がない
・自由が心地良い
美しい自立だが、
恋は「頼り合うことで始まる」のです。
既済・初爻は問いかけます。
「あなたは本当に結婚したいのか?」
「それとも周囲に合わせた願望なのか?」
心が本当に求めている未来はどちらだろう。
■もし本当に結婚したいなら
“運を動かすための動き”を
この卦は静かに示します。
行動無くして、縁は動かない。
アプリ以外の選択肢も、賢い投資となります。
・結婚相談所への登録
・信頼できる知人からの紹介
・婚活を目的としたコミュニティへの参加
・趣味のサークルに広く足を向ける
重要なのは、
「今の生活サイクルの外」へ出ること。
惰性の川を渡るには、
新しい風が必要なのです。
■潜在意識の書き換え
今日の一言アファメーション
水火既済が教える言葉は、ひとつ。
「私は誰かと共に生きる余白をつくる。」
完璧な毎日を少しだけ崩す勇気。
それは、愛のために用意する椅子の一脚。
恋は、隙間のある場所へ降りてきます。
■結び
水火既済 初爻は
こう語りかけてくる卦です。
これは行き止まりではない。
始まる手前の静かな準備期間だ。
いまは、心の中で
“余白”を思い出すとき。
あなたがその席を温めて待つならば、
必ずそこに誰かが座りに来る。
結婚とは、
完成ではない。
二人で続ける、
未完成の美しい旅の始まりなのです。
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