木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と《美と開花》
雪月花:「こんにちは
埼玉大宮ほしよみ堂占い師
八神雪月花です」
善壱:「こんこんなの〜!ご主人の式神、黒狐の善壱なの〜!」

善壱:「ご主人〜! 今日の神様は誰なの?」
雪月花:「今日は“木花咲耶姫”。
桜の花のように、美しさと開花を司る女神様だよ。」
善壱:「桜の女神!? ふわふわでキレイなの〜!」
雪月花:「うん、でもね。
木花咲耶姫は“綺麗なだけの神様”じゃないんだよ。」
善壱:「えっ、そうなの〜?」
雪月花:「咲くために燃える、強さの女神様なの。」
木花咲耶姫は“爆発的な開花”の神様
雪月花:「木花咲耶姫の名前には
「木の花が咲き誇る」
という意味があります。
ですが、“桜のように儚い”というイメージとは少し違います。
古事記では、
彼女は瓊々杵尊(ににぎのみこと)と一夜で深く結ばれ、
懐妊を疑われたときには、
産屋(うぶや)に火をつけて『正しさ』を証明した
という大胆すぎるエピソードを持ちます。
美しさとは、ただ静かに咲くことではありません。
瞬間的に燃え上がる“魂の力”でもあるんだよ。」
善壱:「桜って燃えるの!? 僕も燃えるの〜!メラメラなの〜!」
雪月花:「ぜんくんが燃える時は杏仁豆腐の時だけだね。」
善壱:「……(否定できないの〜)」
美しさ=“強さ”でもある
雪月花:「木花咲耶姫の神力は
“本来の魅力が一瞬で花開く瞬間”
に最大化します。
• 自分らしさに気づいたとき
• 誰かに心から愛されたとき
• 迷いを手放したとき
• 本音を選んだとき
• 人生が切り替わる瞬間
こういう時、
人は一気に輝き出します。
木花咲耶姫はね、
“あなたの魅力が一夜で変わることだってある”と教えてくれるんだよ。」
善壱:「僕も一夜でイケ狐(こ)になるかもなの〜?」
雪月花:「……少なくとも毛並みは整えようか。」
善壱:「ご主人〜!ブラッシングお願いなの〜!」
占いで見る《開花のサイン》
雪月花:「木花咲耶姫的な開花は、
占いでも強く表れます。
四柱推命
火・木の気が整う時期
→ 魅力・注目・チャンス増大
数秘術
個人周期「3」「1」
→ 表現力・開花・自己発揮
西洋占星術
金星・太陽の活性化
→ 美・自信・出会い
宿曜
友衰・栄・成の流れ
→ 人間関係の花咲く時期
“華やかさが出てくる時期”って占いではすぐにわかるんだよ。その流れこそ、木花咲耶姫の風が吹いている証なの。」
善壱:「花びらがいっぱい舞うの〜!」
雪月花:「ぜんくんは食べ物の方が舞いそうだね。」
善壱:「お団子は好きなの〜(こっそり)」
木花咲耶姫が教える《開花の心得》
雪月花:「開花の心得はね、
① 自分を過小評価しない
花は“自分は咲く価値がない”とは言わない。
咲くと決めたら、咲く。
② 愛されることを拒まない
木花咲耶姫の力は、
“受け取る勇気”で開く。
③ 自分の美しさを隠さない
外見の美だけでなく、
言葉や心、優しさも“あなたの花”。
④ 燃えるような決断をする
迷いを手放す時、人は一瞬で変わる。
その強さが木花咲耶姫。
⑤ “開く”ことを自分に許す
花が咲く時、誰にも許可はいらない。
あなたが“開きたい”と願えば、それで充分。
この心得があれば人は美しく開花するんだよ。」
善壱:「ご主人〜、僕も開花できるの〜?」
雪月花:「もちろん。ぜんくんは“愛され力”が花だよ。」
善壱:「えへへ…愛されたいの〜!」
雪月花:「それならまず、杏仁豆腐の盗み食いをやめることだね。」
善壱:「……そこが花開かないの〜」
今日の神託
“あなたの花は
誰かのためではなく
あなた自身のために咲く
恥じるな
迷うな
咲く時を選ぶのは
あなたの魂だ”
― 木花咲耶姫
あとがき
あなたの魅力は、
努力だけで作られるものではありません。
“タイミングと心”が準備された瞬間、
桜のように一気に開く。
木花咲耶姫の神話は、
美しさも魅力も、
あなたの中にずっとあったという証。
咲くことを、自分に許してあげてください。
そうすれば、素敵なご縁とも繋がれます。
神々の声で“運命の人”へ導く。神託の案内人
八神雪月花
黒狐の善壱
より。








