天忍穂耳命《使命と責任》
雪月花:「こんにちは
埼玉大宮ほしよみ堂占い師
八神雪月花です」
善壱:「こんこんなの〜!ご主人の式神、黒狐の善壱なの〜!」

善壱:「ご主人〜! 今日の神様は誰なの?」
雪月花:「今日は“天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)”。
天照大神の子であり、“使命を受け継ぐ神”様だよ。」
善壱:「使命って……重そうなの〜」
雪月花:「そうだね。
でも彼の物語は“優しさと迷いの物語”でもあるんだよ。」
天忍穂耳命は“使命を託された神”
雪月花:「天忍穂耳命は、
天照大神から“地上界を治めなさい”と命じられた神様。
しかし――
彼はすぐに地上へ降りることを選ばなかった。
なぜか?
地上は荒れ、争いが絶えず、
自分が降りても収まらないことを理解していたから。
彼は“責任を果たすために、まず状況を見極める”という選択をしたんだよ。」
善壱:「すぐ降りなかったのは、逃げたんじゃないの〜?」
雪月花:「逃げたわけではなく、
“自分ではなく、もっと適切な者がいる”と判断したの。
その後、
地上界にふさわしい人物として
“瓊々杵尊(ににぎのみこと)”が選ばれ、
天孫降臨が進むことになるんだよ。」
“やらない”ことも、責任の一部
雪月花:「天忍穂耳命の判断は、
“責任から逃げる”ではなく、
“より良い未来のために役割を譲る”という決断です。
• 自分がやるより、もっとできる人がいる
• 今は動くべき時ではない
• 無理して頑張るより、流れに任せる方が正しい
• “役割を渡す”のも愛と責任
責任というのはね、
“全部自分が抱え込むこと”じゃない。
正しい場所へ役割を託すことも、立派な責任なんだよ。」
善壱:「ご主人、僕の役割は杏仁豆腐を食べることなの〜?」
雪月花:「違います。」
善壱:「……なの〜」
占いで見る《使命と責任の星》
雪月花:「天忍穂耳命的な要素は、
占いの盤面にも強く出るんだよ。
四柱推命
戌亥天中殺・司禄・印綬
→ “受け継ぐ力”と“義務感”
数秘術
ライフパス6・9
→ 責任・奉仕・理想の継承
西洋占星術
土星が強い配置
→ 使命・課題・役割
宿曜
命・友衰
→ 周囲を導く立場になりやすい
使命はね、突然降ってくるけれど、
必ず“できる形”で与えられるものなの。」
善壱:「僕にも使命あるの〜?」
雪月花:「あるよ。“甘えながら人を癒す”という稀有な使命がね。」
善壱:「すごいなの〜! 誇りなの〜!」
天忍穂耳命が教える《使命の扱い方》
雪月花:「使命の扱い方はね、
① できない気がしても、それでいい
使命には“準備期間”がある。
最初から動けなくていい。
② 自分ひとりで背負わない
天忍穂耳命は使命を一度“託した”。
役割分担は弱さではなく賢さ。
③ “向き不向き”を冷静に見る
やるべき時、やらない方がいい時。
それを判断するのが本当の責任感。
④ 譲る勇気も、背負う勇気も、どちらも正しい
天忍穂耳命は背負わなかったのではなく、
“未来のための最善”を選んだ。
⑤ 使命は“喜び”とともに訪れる
苦しいだけの使命は、本当の使命ではない。
花が咲くように、心が軽くなる方向が本物。」
善壱:「ご主人〜、僕は毎日使命を果たしてるの!」
雪月花:「どんな?」
善壱:「ご主人を元気にする使命なの〜!」
雪月花:「……確かに、それは立派な使命だね。」
善壱:「(誇らしげなの〜)」
今日の神託
“使命は
背負うものではなく
選び取るもの
心が軽くなり
道が澄む方へ
それがあなたに託された道”
― 天忍穂耳命
あとがき
“責任”と聞くと、
人はどうしても重く感じてしまいます。
でも本当は、
責任とは“心が望む方向へ進む力”。
天忍穂耳命の物語は、
背負うことも、委ねることも、
どちらも尊い決断だという神話。
あなたが選んだ道は、
あなたにしか歩けません。
あなたが決断するために、背中を優しく押せるように、ほしよみ堂埼玉大宮店でお待ちしております。
神々の声で“運命の人”へ導く。神託の案内人
八神雪月花
黒狐の善壱
より。








