癒しを司る少名毘古那命 ― 運命が回復に向かう兆し ―
雪月花:「こんにちは
埼玉大宮ほしよみ堂占い師
八神雪月花です」
善壱：「こんこんなの〜！ご主人の式神、黒狐の善壱なの〜！」
雪月花：「今日は
『なかなか元気になれない』
『少しずつしか前に進めない』
そんな方に向けた神託をお届けします。」
善壱：「ご主人〜。
今日の神様は誰なの〜？」
雪月花：「今日は
少名毘古那命（すくなびこなのみこと）。
癒しと医薬、
そして“小さな奇跡”を司る神様だよ。」
善壱：「医薬の神様なの〜？
じゃあ僕のお腹も治してもらえるの〜？」
雪月花：「ぜんくんのお腹は、
治療じゃなくて節制の問題だね。」
善壱：「……なの〜（静かに反省）」
少名毘古那命は“小さくて、強くて、優しい神”
雪月花：「少名毘古那命は、
大国主命とともに国づくりを行った
“補佐神”とも呼ばれる存在です。
神話では、
親指ほどの小さな姿だったと伝えられています。
けれどその力は計り知れず、
医療、薬、癒し、温泉、酒造りなど、人の“暮らしと健康”に関わる知恵を人々に授けた万能の神様。
小さな体で、人々の人生を静かに支え続けた神様なんだよ。」
善壱：「小さくても、
大きな力を持ってるの〜？」
雪月花：「そう。
“小さいからこそ、寄り添える”。
それが少名毘古那命の本質だよ。」
“癒し”とは劇的な変化ではなく、小さな奇跡の積み重ね
雪月花：「少名毘古那命の癒しは、
雷のような奇跡ではありません。
・今日は昨日より少し気持ちが軽い
・少し眠れた
・ふと笑えた
・誰かの言葉がやさしく響いた
・前より泣かなくなった
・もう少し生きてみようと思えた
こうした“目立たない変化”こそ、
少名毘古那命の祝福のサイン。」
善壱：「すごい奇跡じゃなくても、
いいの〜？」
雪月花：「いいの。
むしろ、それが本物の癒しなの。」
少名毘古那命がもたらす《五つの癒し》
雪月花：「少名毘古那命がもたらす癒しとは
① 体の癒し
薬草・温泉・回復の流れ
→ 現実的な体調改善と生活の立て直し
② 心の癒し
不安や緊張をゆるめる
→ 夜の不安、理由のない疲れが和らぐ
③ 関係の癒し
人とのわだかまりが少しずつ溶ける
→ 無理のない距離感が整う
④ 環境の癒し
住環境・職場・居場所が整う
→ “ご縁の土台”が安定する
⑤ 人生の癒し
自分を責めなくなる
→ あるがままの自分を受け入れられる」
善壱：「無理をさせない神様なの〜？」
雪月花：「そうだよ。“回復には時間が必要”だと知っている神様なんだよ。」
占いで見る《癒しと小さな奇跡》のサイン
雪月花：「少名毘古那命のエネルギーは、占いでは“微細な変化”として表れます。
四柱推命
・木・土の気が整う時期
→ 健康運、生活基盤の回復
数秘術
・個人周期『6』『9』
→ 癒し、手放し、家庭運の改善
西洋占星術
・月、金星、キロンの活性
→ 心の傷が癒え始める
宿曜
・命・友衰・栄
→ 小さな縁が、後に大きな意味を持つ
“動きが遅い時期”は、
癒しが深く入っている時期なんだよ。」
善壱：「急がなくていいの〜？」
雪月花：「急がない方が、
ちゃんと回復できる時もあるの。」
少名毘古那命が教える《癒しの心得》
雪月花：「癒しの心得はね
① 癒しは競争しない
回復は、あなたの速度でいい
② 小さな喜びを数える
今日の笑顔は、確かな前進
③ できたことを見る
一歩でも進めたなら、それで十分
④ 自分を責めない
痛みは、あなたが生き抜いた証
⑤ 誰かに頼っていい
小さな神は、支え合いを尊んだ」
善壱：「ご主人〜、僕も寄りかかっていいの〜？」
雪月花：「ぜんくん、いつも寄りかかってるでしょう。」
善壱：「今日も、なの〜。」
今日の神託
奇跡は
突然訪れるものではない
小さな一歩が
静かに積み重なった先に
癒しは芽吹く
今日、少しでも心がゆるんだなら
それはもう
ひとつの奇跡
― 少名毘古那命
あとがき
少名毘古那命の神話は、
“優しさが人を救う”物語。
劇的な変化がなくても、
少し眠れた日、
少し笑えた日、
少し楽になった日。
それらすべてが、
確かな癒しの奇跡。
今あなたの中で起きている変化も、
ちゃんと神様は見守っています。
焦らなくて大丈夫。
癒しは、もう始まっています。
神々の声で“運命の人”へ導く。神託の案内人
八神雪月花
黒狐の善壱
より。
