曽我部 キキョウ
【曽我部キキョウ】三日坊主は克服できるものなのか
気合を入れて始めたのに、
3日後にはもう息切れ。
結局、諦めてしまった経験は
誰にでもあるものではないでしょうか。
それはやる気が足りないのではありません。
そもそも脳の仕組みとして
モチベーションを保てないように
できているからです。
何かを成し遂げた時、
人は喜びを感じます。
脳内ではドーパミンが放出され、
高揚感すら感じるでしょう。
ところが、この反応は瞬発力こそありますが
短命に終わるものなのです。
するとどうでしょう。
脳はその達成した地点を
平常だと再設定してしまいます。
そうすると、上を目指して頑張っても
成果が出ていない気がしてきて、
モチベーションが下がってしまうことに。
理想主義の場合、
到達点が知らないうちに上へ、上へと
変化していくこともあります。
いつまでたっても達成感が得られない、
この状態だとやる気は疲弊してしまうでしょう。
他にも、脳はできたことに対して
「あなたならできる」と言い出します。
ワクワクしながら行っていたことも、
気が付けば義務のように感じてしまう、
そんなこともあるのです。
結局のところ、モチベーションは
保てなくて当たり前という構造があります。
それならば、キープできなくても
物事を前に進める仕組みを
作るといいわけです。
とはいっても、燃え始めた情熱の火を
大きくしたままにするということではありません。
はっきり言って、それは無理。
だから、モチベーションが必要ないように、
儀式化してしまうのです。
例えば、歯磨きにモチベーションはいりません。
朝晩の、慣れた行動です。
同じく、したいことを習慣化してしまうと
モチベーションが落ちても
続けることができます。
そして、その時のポイントとして、
上に伸びようとするだけでなく、
横への広がりも考慮すること。
毎日本を1頁読む、習慣化したら
今度は急に2頁に増やすのではなく、
その中から気に入る言葉を一つ見つける、
というように。
また、未来の自分に投資しようとすると
また今度でいいか、になりがち。
今の自分を整えると思えば、
不可は小さくてすみます。
モチベーションがなくても続く仕組みを
作ってしまえば、やる気がなくても
自然とできてしまうもの。
やる気を責めるより、仕組みを育てる。
それだけで、自分の扱い方が静かに変わり始めます。
※読み逃し、過去の記事はこちらでご確認ください。
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曽我部キキョウ
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