芽百マミム
第一章 満月の夜に私は母になった

みなさま♡芽百マミムです♡
こちらのブログでは私が占い師になるまでのこれまでの人生…
シングルマザーとしての日々やこれまでの想いや気持ちを投稿していきます♡
今日は第一章からっ
物語りはここからはじまります😎
25歳で結婚し、長女が生まれた日。
窓の外には、まるで彼女の誕生を祝うかのように
まんまるの満月が浮かんでいた。
あの光を、私は一生忘れない。
同室になったベッドの上で、
小さな顔を覗き込みながら思った。
「この子は、私が守る」
その想いを母子手帳に書き込んだ。
初めて母になった夜、あの決意は震えるほど強く、澄んでいた。
それからの毎日は、
喜びと大変さが渦のように押し寄せた。
夜泣き、授乳、体力も心も追いつかない。
でも私は、自分の親に預けることすらできなかった。
不安で、怖くて…
それでも必死で「母」をやり続けた。
そんな中、彼は、
「疲れた」が口ぐせだった。
まだ小さな赤ちゃんを抱え、
産後の体でふらふらの私の前で
彼は当たり前のように言う。
「俺のご飯は?」
私は自分の父から
「疲れた」なんて言葉を聞いたことがなかった。
家族のために黙って働き、帰ってくるといつも変な事して笑わせてくれて
ただ安心の背中を見せる人だった。
だから、違和感は
最初は小さかったけれど
毎日の中で少しずつ、少しずつ
膨らんでいった。
家事も育児も、彼がやりたい時だけ
それができない時には、
すぐに不機嫌になり、
言葉が荒れ、やがて暴言や、
身体に触れる暴力へと変わっていった。
私は自分が壊れてしまうのが怖かった。
娘を抱きしめながら、
この小さな命を守るために
自分の感情を凍らせた。
そして、次女が生まれた。
二人の姉妹は、私にとって光だった。
けれど、彼は変わらなかった。
家族の増えた喜びより
自分の機嫌が最優先。
子どもの幸せを守りたい。
その一心で踏ん張った。
でもある日、ふと気づいた。
この環境では、子どもたちが幸せを学べない。
私はこれ以上、
子どもに「諦めて生きる背中」を見せたくなかった。
そして
ゆっくりと、でも確実に
心の中に別れの準備が始まった。
「早く離婚したい」
「ここを出なければ」
そう思う日が増えていった。
逃げたいわけじゃない。
守りたいものが、確かにあるから。
満月の夜に誓ったあの想いを
私はまだ捨てていない。
この続きは、
私が初めて「未来を切り開く勇気」を手に入れた瞬間の話。
まだ静かにしか動き始めていなかった運命が
ここから一気に変わっていく。
あの日の満月に誓った「守り抜く」という想いと子ども達がそこにいてくれる
1つ1つが愛しい時期。
それが私を支えてくれた日々でした。
ここから私は、少しずつ
自分の人生を取り戻していくことになります。
その始まりの話を、また次の章で。
続きもぜひ、読みに来てください♡







