廣森サラ
✴︎廣森サラ✴︎ サンタはどこから来た?オランダ発祥「シンタクラース」の物語と由来
クリスマスが近づくと、
街中があたたかい雰囲気に包まれ、
ワクワクしませんか?
クリスマス当日に近づけば近づくほど、プレゼントや、イルミネーション、
そしてサンタさんが気になってくる…♩
わたしはこの季節が本当に大好きで、
毎年12月頭からなんとなくソワソワしてしまうんですけど笑
みなさん、サンタクロースの由来ってご存知ですか?
実はサンタクロースのルーツは、
オランダの伝統行事に登場する
「シンタクラース(Sinterklaas)」
にあるといわれています。
私自身、オランダに住んでいた時に
この行事を体験し、そこで初めて“サンタの原型”が
実在する人物だったことを知りました。
■ シンタクラースとは?
シンタクラースは4世紀に実在した
キリスト教の司教 聖ニコラウス が
モデルと言われています。
彼は貧しい人々をこっそり助けた優しい人物で、
特に子どもたちを大切にしたことから
「子どもの守護聖人」として長く愛されてきました。
この聖ニコラウスの物語が、
時代を経てオランダで「シンタクラース」として定着し、
やがてアメリカに渡り、現在のサンタクロースへと変化したのです。
■ スペインからオランダへ「航海してくる聖人」
オランダの伝統では、シンタクラースは
毎年スペインから蒸気船に乗って
11月下旬にオランダへ到着する とされています。
トナカイ?
トナカイではないんですねー(笑)
しかも11月なのです。
テレビ中継もされるほどのイベントなのですが、
「今年はどの港に上陸するの?」と
ワクワクしながら見守ります。
上陸後は、白馬オーレスパンに乗って
街を巡りながら子どもたちに会いに行くという設定。
11月末から2週間くらいかけて国中を
シンタクラースがまわり、プレゼントを配る。
オランダの一大イベントです。
■ 「いい子リスト」「悪い子リスト」が存在する
シンタクラースには、昔から
子どもの行いを記録した“大きな赤い本” が
あると言われています。
そこには「良い子の名前」「悪い子の名前」が
書かれている、と言われています。
「いい子にしてたらサンタさんがプレゼントをくれるよ」
というセリフは、
大昔のヨーロッパから存在したのかもしれません。
■ サンタクロースとの違い
サンタクロースは真っ赤な服に
丸い体型というイメージが定番ですが、
シンタクラースは 細身で長い白ひげ、
赤い司教帽と赤いローブ が特徴です。
・シンタクラース → 司教の姿をした歴史的モデル
・サンタクロース → アメリカ文化で発展した現代風キャラクター
アメリカの開拓時代、マンハッタン周辺はオランダの植民地でした。
イギリスの植民地に変わったり、色んな文化が融合し、
今のサンタクロースに変わっていったのです。
■ サンタの起源を知ると分かる重大な事実。
さて。
この時期になると起きる論争がありますよね。
「サンタは実在するのか、しないのか問題」!
本当にトナカイに乗っているかはさておき、
実は本当にサンタは存在している!
こんなことが、言えるのではないかな?
と思うのです。
ぜひ今年は胸を張って
「サンタは存在するんだよ!」と
言いふらしてみてくださいね。
きっとサンタさんが枕元にプレゼントを
置いてくれると思います!

12月の温かい時間を、あなたらしく過ごせますように。
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