白須雲丹
84. 疲れているのに休めない 心にかかる見えないブレーキ
疲れているのに止まれない感覚の正体
疲れている
はずなのに
なぜか
止まれない
身体は
重く
だるさも
ある
それでも
気持ちだけが
前へ
前へと
押し出します
これは
気力が
余っている
状態では
ありません
止まった瞬間
今まで
積み上げてきたものが
崩れてしまう
そんな
不安が
無意識に
働いています
止まれないのは
強いからではなく
止まることを
怖れているだけ
その怖さは
あなたが
真剣に
生きてきた
証でもあります
休むことに罪悪感を抱いてしまう心理
休むと
怠けている
気がする
何も
していない
時間に
価値を
感じられない
そう
思ってしまうのは
あなたが
責任を
背負う立場で
生きてきたからです
休んでいる間に
誰かが
困っていないか
遅れていないか
そんな
想像が
頭を
離れません
でも
休むことは
放棄ではなく
整える
行為です
罪悪感は
優しさの
裏返し
責める
必要は
ありません
頑張り続けてきた男性ほど抱えやすい思考
これまでも
無理をして
乗り越えてきた
その
成功体験が
心に
深く
残っています
だから
疲れても
まだ
やれる
そう
自分に
言い聞かせて
しまいます
頑張ることで
評価され
頼られ
必要と
されてきた
その
積み重ねが
休む理由を
奪っていきます
頑張れる人ほど
限界を
後回しに
しやすい
それは
弱さではなく
生き方の
癖なのです
心がブレーキをかけてくれない理由
本来
心は
限界が
近づくと
サインを
出します
眠りが
浅くなる
集中が
続かない
感情が
揺れる
でも
我慢が
長く
続くと
その
サインを
無視する
癖が
つきます
無理が
日常に
なり
疲れが
普通に
なっていく
ブレーキが
壊れたのではなく
感覚が
鈍っている
だけです
気づけた
今が
戻る
タイミングです
休めない状態から抜け出す小さな許可
一日
丸ごと
休まなくて
大丈夫です
まずは
小さな
許可から
始めましょう
今日は
早く
横になる
一つ
断る
無理を
減らす
それだけで
心は
少し
緩みます
許可を
出すたびに
ブレーキは
思い出され
回復の
準備が
始まります
休むことは
逃げではなく
整える
選択です
休むことで回復が始まる仕組み
休むと
止まって
しまう
そう
感じる
人ほど
実は
回復を
後回しに
してきました
心と
身体は
止まった
瞬間から
修復を
始めます
何もしない
時間は
無駄では
ありません
次に
進むための
準備です
休む勇気も
前に
進む力の
一つ
あなたは
もう
十分
頑張っています
休む勇気も
前に進む力の一つです
あなたはもう十分
頑張っています







