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曽我部 キキョウ

自由人という名の不自由な人々との付き合い方 その2

「あたしは自由人なの」

そんなセリフに振り回された経験はありませんか。

 

本当の意味で自由な人になるために、

そして自由という免罪符を振りかざす人と

上手く付き合うために。

 

===目次===

(1)自由過ぎる人は、本当に自由なのか

(2)「自由」という名の地雷

(3)なぜ自由過ぎる人といると疲れるのか

(4)自由な人と、無責任な人の決定的な違い

(5)自由過ぎる人に人生を乱されないために

 

 

(2)「自由」という名の地雷

 

自由過ぎる人に振り回されて

迷惑をこうむった人も多いでしょう。

 

彼ら、彼女らが他人を振り回し、

迷惑をかけるから嫌われるのかというと、

そんな浅い話ではありません。

 

そもそも自由な人の行動は

予測ができなくて困ることが多いのです。

 

困るというと、実は語弊があります。

 

人間の脳はこの「予測不能」に対して

恐怖を抱くからです。

 

人はある程度の予測ができてこそ安心します。

 

天変地異を恐れ、予測できるように

さまざまな方策を探ってきたことからも

それは分かると思います。

 

もっと身近なところで言えば、

スケジュールを立てて

次に何をするべきかわかっていると

人は安心するのです。

 

ところが自由過ぎる人は

昨日と言うことが違っていたり、

ルールがその場の気分で変わってしまったり、

説明責任を果たさなかったり、

果ては約束を破っても平気。

 

つまり、人間関係に必要な

安全装置がない状態なのです。

 

自由な人と、安心を得たい人。

 

責任のない自称自由人を

安心を求める脳が拒絶するのは当然です。

 

だからこそ、自由過ぎる人は嫌われてしまいます。

 

自由を名乗る人がすべて自由とは限りません。

むしろ「自由」を盾にする人ほど、

不自由さを周囲に押し付けているのです。

 

===つづく===

 

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曽我部キキョウ

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