風河フーガ
恋愛で、いつも同じ “ふるまい” になってしまう人へ 🌹風河フーガ
恋愛で、こんな感覚を抱えたことはないだろうか。
大きな喧嘩をしているわけじゃない。
嫌われている感じもしない。
連絡も取れているし、関係が壊れているようには見えない。
それなのに、
会ったあとや、やり取りが終わったあと、
胸の奥に小さな違和感だけが残る。
「私が求めすぎなのかな」
「重くなったらいけないよね」
そんな言葉が、自然に浮かぶ。
こうした恋の相談は、とても多い。
話を聞いていくと、
そこには共通する“ふるまい”がある。
相手の機嫌を優先する。
言いたいことがあっても、
「今じゃない」と飲み込む。
自分が我慢すれば、関係は続くと分かっている。
誰かに強制されたわけじゃない。
ただ、そのふるまいのほうが、
恋が壊れにくいと知っている。
だから相手からは、
「分かってくれる人」
「一緒にいて楽な人」
そう言われる。
けれど、そのふるまいを続けていると、
あるところで、心が追いつかなくなる。
一緒にいる時間は穏やか。
連絡が来れば、ほっとする。
それでも、
一人になると、急に寂しさが出てくる。
そのとき浮かぶのは、
「私の感じ方が間違っているのかもしれない」という考え。
これは、愛されていない証拠ではない。
弱いから起きる反応でもない。
長い間、
人との距離を壊さないように
気を配ってきた人ほど、
恋愛でも同じふるまいを選びやすい。
問題は、
我慢していることではなく、
そのふるまいが当たり前になっていること。
この違和感は、
「もっと尽くせ」という合図ではない。
むしろ、
これまで選んできたふるまいを、
一度見直す時期に来ている、というサイン。
占いで見ると、
こういうときは
新しい恋を探す前に、
「なぜ私は、この距離感を選び続けているのか」
そこを整理するタイミングに入っていることが多い。
離れるか、続けるか。
伝えるか、黙るか。
その前に、
自分が無意識に守ってきたふるまいに
目を向けてみる。
そのふるまいは、
あなたを守ってきた。
だからこそ、
今は少し緩めてもいい。
恋愛で感じるこの違和感は、
間違いじゃない。
次の愛し方へ進むための、
静かな合図







