紫月 アルネ
心が疲れた時期を振り返って、整えるヒントを見つける
一年を振り返ると、
はっきりとした出来事は思い出せなくても、
「なんとなく心が疲れていたな」と感じる時期がある方も、
多いのではないでしょうか。
私自身、今年を振り返ってみると、
理由ははっきりしないけれど疲れていて、
やる気が出ない日が続くことがありました。
それでも動かないといけない気がして動き続け、
あとからどっと疲れが追いかけてくる。
そんな感覚を抱えていた時期があったように思います。
その頃の心の状態を思い出してみると、
小さなことで落ち込んでしまったり、
何かに急かされているような感覚が常にあったりしました。
周りと比べて焦ったり、
「今のままでは足りないのでは」と感じることも多かったように思います。
今振り返って分かるのは、
将来のことを考えすぎていたということです。
先の不安から、
「もっと頑張らないと」
「今は足りないから動かなきゃ」
と、自分を追い立てていたのかもしれません。
けれど、今の視点で見てみると、
そこまで思い詰めなくてもよかったのではないか、
という気持ちも湧いてきます。
人生にはいくつもの選択肢があります。
その中で、選ぶものはタイミングによって変わってもいいし、
「今はこれを選びたい」と感じるものを選んでいけばいい。
すべてを完璧に決めようとしなくても、
その時の自分が納得できる選択を重ねていけば、
それで十分なのだと思います。
心が整い始めたきっかけも、とても小さなものでした。
「今は立ち止まってもいいのかもしれない」
そう思えたこと。
未来を急いで決めなくてもいいと、自分に許可を出せたことが、
少しずつ心を軽くしてくれました。
心が疲れることは、良くないことだと思われがちです。
けれど私は、
それは内省を深めるための大切なサインでもあると感じています。
無理をしてきたことや、考えすぎていたことに気づくための、
ひとつのきっかけなのかもしれません。
もし今、
心が疲れていて、どこへ向かえばいいのか分からないと感じているなら、
占いという視点を取り入れてみるのも一つの方法です。
今の心の状態や流れを整理するヒントになることがありますので、
必要なタイミングで、どうぞお気軽にご来館ください。
年末のこの時期、
少し立ち止まって心の疲れを振り返ることは、
来年を穏やかに迎えるための、大切な準備になるはずです。
紫月アルネ
【X】







