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芽百マミム

第7章離婚に向けて、運命が静かに動き出す

 

離婚に向けて、現実は想像以上の速さで動き始めた。

迷いながらも、怖さを抱えながらも、私はもう後戻りしない場所に立っていた。

もう迷わない、と決めたわけではない。

ただ、このままではいけないという感覚だけが、日に日に強くなっていた。心も体も限界に近づいていることを、ようやく認めざるを得なくなったのだ。

年末、心と体を休めるために実家へ戻った。

懐かしい空気、変わらない景色。

安心と同時に、張り詰めていた気持ちが、少しだけ緩むのを感じてこれから一人で生きていく不安も胸に広がっていた

心の奥にはずっと重たいものがあった。

離婚に向けて動いていることも、
これから先の人生が大きく変わることも、
私はまだ誰にも話していなかった。
強がっていたし、説明する気力もなかった。

そんなある日、何気なくFacebookを開いた。
すると、一通のメッセージが目に入った。

送り主の名前を見て、一瞬考え込んだ。
親の知り合いの子ども。
顔はぼんやり思い出せるけれど、
これまできちんと話した記憶はほとんどない。

高校時代に友達から連絡先を教えてもらったと連絡が来た時もあり、その時も彼氏がいたから返信もしないままだった。

存在はわかるけど〇〇さんの息子さんと言う事だけはわかっていて、〇〇ちゃんだよねと

いう流れ。

「どうして、この人から?」
しかも、どうして今なのだろう。

離婚を決めたことも、
心がここまで追い詰められていることも、
私は誰にも知らせていない。
SNSにも、いつも通りの日常しか載せていなかった。
それなのに、このタイミングで届いた連絡に、
言葉にできない違和感と、不思議な感覚を覚えた。

内容は、とてもシンプルなものだった。
近況を気にかける、穏やかな言葉。
深い意味があるようには見えない。
それでも、そのメッセージを読んだ瞬間、
胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じた。

強く励まされるわけでもない。
何かを期待されるわけでもない。
ただ、そっと声をかけられただけ。
それなのに、張りつめていた心が、ほんの少し緩んだ。

離婚に向かう道は、不安と孤独でいっぱいだった。
先が見えず、自分の選択が正しいのかも分からない。
そんな中で届いたこの連絡は、
眩しい光ではなく、静かに灯る小さな明かりのようだった。

「人生は、こういう形でサインを送ってくることがあるのかもしれない」
そんなことを、ふと思った。

この出会いが、これから何をもたらすのかは分からない。
ただ確かに言えるのは、
離婚に向けて動き出したこのタイミングで、
私の心にそっと寄り添う何かが現れた、ということ。

それは、新しい未来の始まりかもしれないし、
ただの通過点かもしれない。
それでもこの年末、私は知った。
人生は、何かを終わらせようとした瞬間に、
思いもよらない形で、次の気配を差し出してくるのだとそう感じた。

それが何なのか、この時の私はまだ分からなかった。
ただ、もう前と同じ場所には戻れない。
そんな感覚だけが、静かに残っていた。

それが何なのか、この時の私はまだ分からなかった。
ただ、もう前と同じ場所には戻れない。
そんな感覚だけが、静かに残っていた。

ここまで第7章を読んでくれて、ありがとうございます。
重たい話もあったと思いますが
それでも一緒に進んでくれたこと、素直にうれしいです♡

ここまで全て私の実際のノンフィクションで包み隠さず書いてます。

この先の話は、
もう少し内側の、もっと大切なところに触れていきます。

次回もまた読みに来てくれたらうれしいです。

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