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廣森サラ

自分の気持ちに気づかない男性たちーまだ、恋と呼ばない感情ー

 

面白いよね。

可愛いよね。

そう言いながら、彼は決して「好き」とは言わない。

 

 

でも、

その言葉を口にする時の目は、

もう、あなたを守る側のそれになっている。

 

 

その感情に名前がつくのは、

もう少し先の話。

 

 

職場で、

仕事の話しかしていないのに、

なぜか距離が近い。

そして、離れない。

 

 

いつも視界に自然と入ってくるし、

用がなくても話しかけてくる。

 

 

それが恋だと、

彼だけが、まだ知らない。

 

 

男性は、

自分の感情を見つめるより先に、

体が動いてしまうことがあります。

 

話せている。

距離は変わらない。

愛でるように見つめてくる。

 

 

でも、デートには誘わない。

 

 

 

こういう時、彼らは

「それを恋だと定義するタイミング」を

見失っています。

 

 

男性が自分の気持ちに気づくのは、

関係が揺らいだ時です。

 

 

当たり前だと思っていた距離が、

急に当たり前ではなくなる瞬間。

 

 

その時になって初めて、

「あれは恋だった」と

後から言葉が追いついてくる。

 

 

だから、

今あなたが感じている

「これって、気のせいじゃない気がする」という違和感は、

たぶん、正しいのです。

 

 

あなたの心が先に気づいただけ、なのです。

 

 

男性側の内側の話をより深くみていきます。

 

 

男性は、自分の恋愛感情に気づくのが

遅い傾向があります。

 

 

それは鈍感だからではありません。

 

 

 

初期の恋愛感情は、

内側をじっくり見つめないと

名前がつけられないものだからです。

 

多くの男性はまず、

感情より先に

「自分がちゃんと出来ているか」を確認します。

 

 

話せているか。

良い距離感でいられているか。

彼女の役に立てているか。

 

 

一つ一つにチェックをつけていくのに、

「なぜ自分はそれを欲しているのか」

という問いは、後回しにしてしまう。

 

 

だから、

声が少し柔らかくなっていても

無意識に視線を追っていても

いつも助け舟を出していたとしても

 

なぜか、そこにある感情を「恋」として扱わない。

 

 

 

そんな矛盾が起きます。

 

 

 

男性が恋愛感情に気づく瞬間は、

大きく分けて二つあります。

 

ひとつは、距離が揺らいだ時。

 

 

 

 

連絡の頻度が減った。

反応が薄くなった。

以前のように話せなくなった。

 

 

守れているはずだった関係が、

守れないかもしれない。

 

その可能性に触れた時、

初めて自分の内側を見つめ始めます。

 

 

 

 

もうひとつは、ひとりの時間。

 

 

仕事が終わったあと。

帰り道。

眠る前の、静かな時間。

 

 

誰とも話していないのに、

あなたの名前が浮かぶ。

 

 

声や表情が、やけに鮮明に思い出される。

 

 

これは、

誰のせいにもできない気づきです。

 

 

純粋に、

自分の中から湧いた感情として、

向き合わざるを得なくなる。

 

 

そこでようやく、

男性はこう思います。

 

 

「なぜ、今彼女を思い出しているんだろう」

「この感覚は、何だろう」

 

 

そして遅れて、

言葉が追いつく。

 

 

「……俺、恋してるんだ」

と。

 

 

 

ただし、

気づいたからといって

すぐに動けるわけではありません。

 

 

 

本気であればあるほど、

失うことへの恐怖は大きくなる。

 

 

「本当に好きなのか?」

「バレるようなことをしていないか?」

 

 

 

そうやって、

時間をかけて

恋を受け入れていきます。

 

 

気づくことと、動くことの間には、

どうしても時間差が生まれるのです。

 

 

女性から見ると、とても不思議な心理構造ですね。

 

 

でもこういう時は、少しのエッセンスは

プラスに働いても、

多くの刺激は逆効果にもなってしまうものです。

 

 

彼の中には、もう感情があるようですから、

気づくまでのは、彼自身に任せてあげるのも、

良いかもしれませんね。

 

 

その間、私たち女性陣は、

自分の時間をご機嫌に過ごしていきましょう。

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