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美月マーシャ

静かな再スタート ― 冬至が教えてくれること

原宿ほしよみ堂の美月マーシャです。

 

12月22日は冬至(とうじ)

 


二十四節気のひとつで、

北半球では太陽が一年でいちばん低い位置に来て、

夜が最も長くなる日です。

 

 

カレンダーで見ると

何気ない一日かもしれませんが、

 

 

実は冬至は、

古くからとても大切にされてきた節目の日でもあります。

 

冬至は、太陽の力がいちばん弱まる日。

けれどこの日を境に、

太陽の力が少しずつ戻ってくる日でもあります。

 

 

そのため世界各地では、

冬至を「太陽が生まれ変わる日」ととらえ、

祝祭が行われてきました。

 

 

 

また、紫微斗数でもつかう

太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では、

冬至は暦を計算するうえでの重要な起点。

 

 

 

日本でも冬至は、

「一陽来復(いちようらいふく)」の日

として知られています。

 

 

一陽来復とは、

「陰が極まり、陽に転ずる」という考え方。

これは古代中国の書物『易経』に由来しています。

 

 

『易経』では、

世の中のすべては「陰」と「陽」に分けられると考えます。

 

 

冬至は、陰の力が最も強くなった状態。

そして、その極点を迎えたあと、

少しずつ陽の気が生まれ始める――

それが冬至なのです。

 

 

一陽来復には、主に三つの意味があります。

 

 

 ・冬が去り、春が訪れること

 ・一年で最も昼が短く、夜が長い時期(冬至)

・悪いことが続いたあと、物事が良い方向へ向かうこと

 

 

 

どれも、「ここから流れが変わる」という共通点があります。

 

 

冬至は、

「何かを始めなければいけない日」ではありません。

 

 

むしろ、ここまで頑張ってきた自分をねぎらい、

静かに切り替わりを迎える日。

 

 

そして冬至といえば、柚子湯

昔の人は、一陽来復の運を迎える前に、

厄を落とすための禊(みそぎ)として、体を清めました。

 

 

 

冬に旬を迎える柚子は、

香りが強く、

邪気を払う力があると考えられていたのです。

 

 

また、

柚子(ゆず)=「融通がきく」

冬至=「湯治」

という語呂合わせからも、縁起がよいとされてきました。

 

 

もちろん、現実的な効能もたくさんあります。

 

 

血行促進、冷え性の緩和、風邪予防。

果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果。

そして、香りによるリラックス効果。

 

 

 

心と体、両方を整えて、元気に冬を越すための知恵なのですね。

 

 


冬至はエネルギーの切り替えポイントでもあります。

 

 

光が外に見えなくても、

内側では確かに始まっている日。

 

 

 

今はまだ結果が見えなくても、

動けていないように感じても大丈夫。

 

 

 

あなたの中の小さな光は、

ちゃんと息を吹き返し始めています。

 

 

温かいお風呂にゆっくり浸かって、

「ここまでよく頑張ったね」と

自分に声をかけてあげましょう。

 

 

冬至は、静かな再スタートの日。

光は、もう戻り始めています。

 

美月マーシャ

 

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