プトレマイオス靖子
髪を切るという、静かな合図
ほんの少し整えただけなのに、鏡に映る自分が軽く見えました。長さは変わっていなくても、気持ちは確かに動いています。
占いをしていると、「変わりたいけれど、何をしたらいいか分からない」という声をよく聞きます。そんな時、大きな決断は必要ありません。髪を切ることのような、小さな行動で十分なのです。
東洋の占いでは、髪は「気」をまとう場所とも言われます。考えすぎた思考や、抱えすぎた感情を、少し手放す。そのきっかけとして、髪を切るという行為はとても象徴的です。
今回の散髪は、私自身への「次に進んでいいよ」という合図でした。占いもまた、未来を当てるためのものではなく、今の流れを整えるための時間。
髪を切る。
いつもと違う道を行く。
予定をひとつ減らしてみる。
そんな小さな選択が、静かに運命の流れを変えていきます。
その一歩は、もう始まっているのかもしれません。







