プトレマイオス靖子
雨音に立ち止まる、北千住のクリスマスイブ
北千住の駅前では、人がみんな少しだけ足早に歩いている。
濡れないように、遅れないように。
その足音の合間で、雨音だけが静かに耳に届く。澄んだ空気が、いつもの街をやさしく包んでいる。
にぎやかなはずの北千住が、雨のおかげで少しだけ静かになる。
立ち止まって深呼吸をすると、胸の奥まで冷たい空気が入ってきて、心の輪郭がはっきりする気がした。
忙しさの中にいると、自分の気持ちは後回しになりがちだ。
「本当はどうしたいのか」「何に疲れているのか」
答えはいつも心の中にあるのに、聞く時間がないまま、日々が流れていく。
占いは、未来を当てるためだけのものではない。
こうして立ち止まった瞬間に、心の声をすくい上げるための時間でもあると思っている。
静かな雨の日に感じる違和感や、小さなため息も、大切なサインだから。
もし今、少しだけ立ち止まりたい気持ちがあるなら。
この雨音のように、そっと心を整える時間を持ってみてほしい。
答えを急がなくても大丈夫。あなたのペースで、進めばいい。
北千住の静かな場所で、あなたのお話に丁寧に向き合っています。
雨の日のクリスマスイブのように、澄んだ時間をご一緒できたら嬉しいです。







