馬道 東弥
盲点だったケアマネとの相性｜できないことは「できない」と言っていい
抱え込まない勇気が、家族の人生を守る。
何を聞けばいいかわからなかった。
でも、ケアマネに伝えた本音。
ケアマネージャーって、何をしてくれる人?
介護保険を使ったことがなくても、
『ケアマネージャー』という言葉は
聞いたことがあるでしょう。
厚生労働省の定義では
介護支援専門員(ケアマネージャー)とは、
要介護者や要支援者の相談に応じ、
ケアプランを作成し、
サービス事業者や施設との連絡調整を行う専門家。
つまり、
介護サービスを利用するための手続きを代行してくれる人です。
デイサービス、訪問介護、すべてケアマネを通じて成立します。
ケアマネも人、相性が重要
そろそろあなたの予感が的中する頃ですよ。
ケアマネも人です。
本人よりも、
家族とケアマネの相性が重要なんです。
介護保険は表向き「本人のため」
でも、断言します。
家族は、公的な支援がなければ生きていけません。
老体1人を世話するのに、2〜3人必要なんです。
仕事、子どもの教育、生活……これらと介護を両立するなんて、
無理です。
本人の拒否と、家族の限界
介護サービスは本人の同意が前提。
本人が拒否することもできます。
でも、家族はそれでは困るんです。
特に多いのが、入浴の拒否。
放置はできませんよね。
不潔だし、
汚れが溜まれば世話しにくくなる。
でも本人が拒否して入浴しなくなると、
あっけなく本当に簡単に臭くなるんです。
この異臭の威力は、介護した側にしか理解できません。
介護の仕事に関わる人は、こう教えられます。
「排尿の音は小川のせせらぎ、排泄は香木の香り」
もちろん、私はコレ無理です。
香木に例える言い方も、受け入れられません。
ケアマネに伝えるべき、たった一言
そんな思いを抱えた家族が、
ケアマネに伝えるべき一言は？
できないことは「できない」と伝える
これで良いんです。
家族の要望が叶うかどうかは
そのとき、状況、本人の意見もあるので
必ずしも通るわけではありません。
また、ケアマネの介護に対する姿勢や考え方にも
大きく左右されます。
はじめて我が家を担当してくれたケアマネさんは
利用者（介護される側）本位の人でした。
ショートステイを利用したいと言っても
「ご本人が行くといえばOKなのですが」
という言い方で
利用しない方向で話を進めようとする感じの人でした。
これでは家族が倒れてしまいます。
だからこそ、あきらめずに
何度でも言い続けなければなりません。
無理して抱え込まない。
もちろん、家族の無茶振り意見はNGです。
本人の利用同意が前提ですから。
それでも、介護は家族ありきです。
サービスでカバーできない部分、
必要最低限の世話だけでも担うには
家族が自分の時間を犠牲にしなければなりません。
大袈裟ではなく、事実です。
「NO」と言える練習を、今から
本人も家族も、それぞれの人生を楽しめるように。
今からでも遅くはありません。
「NO」と言える練習をしておきましょう。
そして、ケアマネとの相性が悪いと感じたら
変更可能なんです。
ご存知でしたか？
我慢する必要はありません。
合わないなら、変えていい。
これも「できない」を伝える練習のひとつです。
占い師だからこそ、伝えたいこと
占いの相談でも、同じことを感じます。
「こんなこと言ったら、わがままだと思われるかな」
「我慢しなきゃいけないのかな」
そんなふうに、
自分の気持ちを押し殺している人が多い。
でも、
「できない」「無理」と言っていいんです。
介護も、人間関係も、仕事も
抱え込まないことが、あなたの人生を守ります。
私のところには、「NO」の練習をしに来てください。
愚痴でも、弱音でも、限界の叫びでも。
あなたが「できない」と言える場所が、ここにあります。
心を優しくほどく占い時間を、鎌倉で。
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