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阿佐霧 峰麿

構造に出会った日――心を敵にしない世界は、こんなにも静かだった(第四章①)

心と共に生きる感覚を掴みはじめた頃、

 

私はようやく、もうひとつの大きな転換点に

足を踏み入れていた。

 

 

 

それが、

「構造」という視点との出会いだった。

 

 

 

それまでの私は、

人生を“感情の連なり”として生きていた。

 

 

嬉しいから進む。

苦しいから止まる。

不安だから迷う。

 

 

そのひとつひとつは嘘ではない。

 

 

 

けれど、どこか場当たり的で、

いつも判断の軸が揺れていた

 

 

 

 

痛みを言葉にできるようになり、

心を判断材料として扱えるようになっても、

 

それでもなお残る感覚があった。

 

 

「これは私だけの問題なのか?」

「努力でどうにかなる領域なのか?」

「それとも、そもそもの“配置”の問題なのか?」

 

そんな問いが、

静かに浮かび続けていた。

 

 

 

占いの本を開いたのは、

未来を当てたかったからではない。

 

安心したかったわけでも、

誰かに答えを委ねたかったわけでもない。

 

 

ただ、

自分がどんな構造の上に立っているのかを知りたかった

 

 

 

 

その視点に初めて触れたとき、

世界は驚くほど静かになった。

 

 

良い・悪いではない。

 

向いている・向いていない。

得意・不得意。

 

それらが、

感情論ではなく

配置や流れとして説明されていた。

 

 

「あなたは、こういう場面で消耗しやすい」

「こういう役割を背負いやすい」

「こういう選択をすると、後から無理が出やすい」

 

 

それは未来予言ではなかった。

 

むしろ、

過去の答え合わせに近かった。

 

 

 

 

思い返せば、

 

なぜあの場面で踏ん張りすぎたのか。

なぜ同じところで疲れ切ってきたのか。

なぜ“平気なふり”が得意になってしまったのか。

 

 

すべてが、

性格や根性の問題ではなく、

構造として説明がついた。

 

 

 

 

この瞬間、

私は初めて腑に落ちた。

 

 

「私は、間違って生きてきたわけじゃなかったんだ」

 

 

ただ、

自分の構造を知らないまま

必死に最適解を探していただけだった

 

 

 

構造を知るというのは、

未来を固定することではない。

 

 

可能性を狭めることでも、

逃げ道をつくることでもない。

 

 

むしろ逆だ。

 

 

 

どこで無理をしなくていいのか

どこで力を使うべきなのか

どこを捨てても、人生は壊れないのか

 

 

 

それが、

初めて見えるようになる。

 

 

心を敵にしなくなり、

次に起きた変化は、

 

人生を敵にしなくなったことだった

 

 

 

 

世界は、

試練を与える場所ではなかった

 

 

ただ、

構造に合った動きをすると静かに流れ、

 

合わない動きをすると抵抗が生まれる。

 

 

それだけの場所だった。

 

 

 

この視点を得たことで、

私はようやく、

「努力の方向」を選べるようになった。

 

 

がむしゃらに進むのでもなく、

立ち止まり続けるのでもない。

 

 

 

構造を見て、

今の自分に合った速度で進む。

 

 

 

心と共に生きる感覚の、その先へ。

 

 

 

 

人生を“感情”ではなく

構造として読み直していく旅が、

静かに動き出した。

 

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その日のあなたに合う距離で。

 

そっと寄り添える場所として、

ここにいます。

 

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