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芽百マミム

第12章 彼との時間が教えてくれたもの

彼とのやり取りは、

その後も静かに続いていた。

一年ほど経った頃、

彼の両親が体調を崩した。

高齢だったこともあり、

彼は地元へ引っ越す決断をする。

それまで遠かった距離が、

急に近くなった。

彼は、

子どもたちとも会った。

人見知りをしない子どもたちは、

驚くほど無邪気で、

すぐに彼と打ち解けた。

笑って、はしゃいで、

自然と距離が縮まっていく。

その光景を見ながら、

私は嬉しさと同時に、

胸の奥に小さな不安を感じていた。

一緒に過ごす時間は増え、

彼も、

子どもがいる生活に

少しずつ合わせてくれるようになった。

でもそこには、

お互いの葛藤があった。

彼には、

彼自身の夢があった。

自分の人生と向き合うため、

再び都会へ戻る決断をする。

そして、

私たちは連絡を取るのをやめた。

私もまた、

子どもを育てながら働く中で、

やりがいや、

自己啓発に興味を持つようになり、

本を読む時間が増えていった。

その頃から、

私はよく考えるようになる。

自分は、人生で何がしたいんだろう。

子どもたちのために必死に働き、

自分の人生は後回し。

正直、

子どもができた時点で

「自分の人生は終わった」

そんなふうに思っていた。

だから、

彼とのことも

諦めた方がいいと思っていた。

彼は彼の人生。

私は私の人生。

価値観は似ていた。

話していると、

自然と高め合える関係だった。

切磋琢磨できる会話、

気づきの多い時間。

でも、

すべてを背負うことはできない。

世の中には、

再婚している人もたくさんいる。

けれど、

私たちはそれを望まなかった。

一番大切なのは、

子どもたちの気持ち。

父親もいる。

小さななりに、

いろんな感情を抱えていただろう。

もちろん、

周りからは反対もされた。

いろんなことを言われた。

それでも、

彼との関係は

恋愛というより、

私にとって人生の学びだった。

きっと彼にとっても、

同じだったと思う。

そんな中、

私は都会へ行く決断をする。

新しい生活に、

子どもたちは驚くほど早く馴染んだ。

引っ越してから、10年。

その間に、

たくさんの学びと成長があった。

そして、

まさか自分が

占い師になるなんて、

当時は思ってもいなかった。

でも今なら、

はっきりと言える。

この10年は、

占い師になるために、

自分と向き合い続けた時間だったのだと。

彼との出会いも、

別れも、

葛藤も、

すべてがその過程だった。

遠回りに見えた人生は、

ちゃんと今につながっている。

そう、

心から思っています。

本日もお読み頂きありがとうございました♡

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