馬道 東弥
毎日は無理ゲー、介護食の本音|日々の積み重ねは血液検査の結果に出る

退院前の「栄養指導」
話は少し戻って、義祖父がリハビリテーション病院に
入院中のこと。
退院が間近になると『栄養指導』というものがあります。
これは栄養士さんが家族に食事について説明をする時間。
退院後に自宅で生活するにあたり、
病気の再発を食事で防いだり、
今までの食事となにが違うのかを家族に理解してもらい、
毎回適切な量と質を保ってもらうために行うものです。
例えば、脳梗塞で倒れた患者の家族なら――
・減塩
・嚥下機能低下による食物の固さ調節
・1日に必要な食事の量
こういったことを教わります。
「おかゆ」にも段階がある
一口におかゆといっても、
おもゆから全がゆまで段階があります。
今はどの段階なのか?
どのくらいの量が必要なのか?
また、おかずは減塩しなければならないので、
一人分だけ薄味で作るなど工夫が必要になります。
量も、今までと同じだけ食べていたら太ってしまい、
介護しづらくなります。
患者の健康コントロールでありながらも、
家族の介護負担減にもなる話なのです。
けっこう、重要でしょ?
食事は嘘がつけない
また、食事は日々の積み重ねなので、
嘘をついても簡単にバレるのです。
体の中は、お医者さんから丸見えです。
患者は診察で黙っていれば、
ことなきを得たと思っているようですが
バレバレです。
だからこそ、家族は手抜きできないと思ってしまうんです。
栄養バランスの良い、本人の体にあったものを。
たまにならやりきれるでしょう。
でも、毎日は頑張れないのです。
これまでのブログで説明した昼夜問わず介護をしながら、
病人食なんて、無理。
公的なサポートを利用しても、
すべてが円満におさまるわけではありません。
「ちゃんとやらなきゃ」に潰される
栄養指導を受けて、最初は
「よし、頑張ろう」と思いましたよ。
でも現実は――
朝起きて、トイレ介助して、着替えさせて、やっと食事の準備。
量を計って
減塩で
固さを調節して。
自分の食事は適当に済ませて。
そして昼、
また夜。
毎日、毎日……。
「ちゃんとやらなきゃ」という思いが、
じわじわと自分を追い詰めていくんです。
占いの相談でも、同じような話をよく聞きます。
「母親だから」
「妻だから」
「家族だから」――そうやって、
自分を追い詰めている人がたくさんいる。
でも、完璧じゃなくていいんです。
たまには手を抜いていい。
市販の介護食を使ったっていい。疲れたら休んでいい。
そう言ってくれる人が、あなたの周りにいますか?
私のところには、
「もう無理」
「疲れた」
「手を抜きたい」――そんな本音を言いに来てください。
あなたが頑張りすぎていることを、私は知っています。
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