本質を司る天之御中主神 ― 魂の核に還る静かなタイミング ―
雪月花:「こんにちは
埼玉大宮ほしよみ堂占い師
八神雪月花です」
善壱:「こんこんなの〜!ご主人の式神、黒狐の善壱なの〜!」

雪月花:「今日は
『何をしても、しっくりこない』
『答えを探しているのに、見つからない』
そんな方に向けた神託をお届けします。」
善壱:「ご主人……
今日は、神様の“中心”って感じがするの。」
雪月花:「よくわかったね。
今日は 天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)。
すべての始まりであり、
すべての中心に“在り続ける”神様だよ。」
善壱:「中心……
えらい神様なの?」
雪月花:「えらい、というより
“存在しているだけで世界を整える神様”だね。」
天之御中主神は“何もしない神”
雪月花:「日本神話で、
最初に現れる神が天之御中主神。
けれどこの神は――
・戦わない
・命令しない
・罰しない
・姿もほとんど語られない
ただ、
そこに在る。」
善壱:「なにもしなくていいって……
すごいの。」
雪月花:「行動の神ではなく、
“存在そのものが秩序”なの。
本質に立つ存在は、
動かなくても世界に影響を与えるんだよ。」
魂の核とは「役割」でも「評価」でもない
雪月花:「私たちは、ついこう思ってしまう。
・ちゃんとしなきゃ
・期待に応えなきゃ
・役に立たなきゃ
・何者かにならなきゃ
でも、
天之御中主神が示す魂の核は違う。」
善壱:「違うの?」
雪月花:「魂の核は、
“役に立つ自分”でも
“評価される自分”でもない。
理由がなくても、
存在している自分。」
善壱:「えっ……
僕、役に立ってなくてもいいの?」
雪月花:「うん。
在るだけで、もう意味がある。」
善壱:「……それ、すごく安心するの。」
迷う時、人は“魂の外側”を見ている
雪月花:「こんな時は、
意識が外側に向いているサインです。
・人と比べて苦しくなる
・何がしたいかわからない
・占いを受けても迷いが消えない
・選択に自信が持てない」
善壱:「内側を見るって……
むずかしいの。」
雪月花:「大丈夫だよ。
天之御中主神のエネルギーは、
“外に答えを探すのをやめさせる力”。
静かになるだけで、
自然と中心に戻れるの。」
占いで見る《魂の核に戻るタイミング》
雪月花:「天之御中主神の働きは、
派手な変化ではなく、
“止まり・空白・無”として現れます。
数秘術
・個人周期『7』
→ 内省・本質回帰
四柱推命
・印綬/偏印が強まる
→ 精神性・魂の学び
西洋占星術
・海王星、12ハウス強調
→ 自我の溶解と再統合
宿曜
・命/虚
→ 『何者でもない自分』に戻る」
善壱:「この時期、
何もしたくなくなる人もいるの?」
雪月花:「多いよ。
それは怠けではなく、
魂が“中心に還っている”状態なんだよ。」
天之御中主神が教える《本質に戻るための心得》
雪月花:「本質に戻るための心得とは
① 答えを急がない
核は、急ぐと見えなくなる
② 肩書きを一度外す
役割を脱いだ自分を感じる
③ 静かな時間を恐れない
何も起きない時間が、最も深い
④ 「こうあるべき」を疑う
それは誰の声?
⑤ 頑張らない自分を許す
在るだけの自分も、あなた」
善壱:「ご主人……
僕、ただ一緒にいるだけでもいいの?」
雪月花:「うん。
それが一番“核”に近い。」
善壱:「……じゃあ杏仁豆腐も一緒に。」
雪月花:「それは核じゃなくて、欲望だね。」
善壱:「えへへ〜なの。」
今日の神託
あなたは
何者かにならなくていい
すでに在る
その中心に
すべての答えは
静かに宿っている
戻りなさい
あなた自身の核へ
― 天之御中主神
あとがき
天之御中主神は、
導く神ではありません。
あなたが迷った時、
そっと「戻る場所」を示す神。
浄化も、縁も、使命も、再生も――
すべては
この“核”に還るための旅でした。
もし今、
・答えが出ない
・動けない
・立ち止まっている
それは失敗ではなく、
魂が中心に戻っている時間。
何もしなくていい。
在るだけでいい。
そこから、
すべては自然に始まります。
神々の声で“運命の人”へ導く。神託の案内人
八神雪月花
黒狐の善壱
より。








