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プトレマイオス靖子

年内最後の夜、カウンターの向こう側で

年内最後の営業日が終わった。
片付けもすべて終えて、いま私は一人、カウンターに座っている。

さっきまであった人の気配が消えて、
お店の中は静かだ。
グラスも椅子も、この一年をちゃんとやり切った顔をしている。

占いの世界では、
「終わり」は「切り替わりの合図」だと言われる。
何かが終わるとき、
同時に次の流れはもう始まっている。

忙しかった日も、
思うようにいかなかった日も、
この場所で全部重なって、今日につながっている。
だから今夜は、
未来のことを急いで考えなくていい。

運気も人の心も、
静まる時間があって、次に動き出す。
カウンターに一人で座るこの時間は、
流れが切り替わる前の、大切な「間」なのかもしれない。

「お疲れさまでした」
今日はその言葉を、自分に向けて。

今年も、よくやった。
またここから、
自分のタイミングで、ゆっくり始めよう。

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