「彼氏がいない間が耐えられない」

 

一つの恋愛が終わると

傷も癒えないまま

次の相手を探そうとする。

 

そんなあなたへ。

 

＝＝＝目次＝＝＝

１．恋愛体質とは何か

（１）恋愛体質という言葉が、なぜ心地いいのか

（２）恋をしていない自分が、なぜこんなに不安なのか

２．恋愛体質の人に共通する内側

（１）恋愛体質の正体は、自己確認欲求

（２）一人でいられないほど、恋を急ぐ理由

３．引き寄せてしまう相手の正体

（１）なぜ不安定な相手に惹かれるのか

（２）なぜ毎回、同じところで苦しくなるのか

４．恋をやめるのではなく、使い方を変える

（１）恋愛体質をやめようとすると、余計にこじれる

（２）一人で安定できる人が、なぜ恋愛も上手くいくのか

５．本当の恋愛に入る条件

（１）本当の恋愛は「ドキドキ」より「調整力」

（２）恋愛体質だったひとが、本当の恋愛にたどり着く瞬間

 

 

～本当の恋愛に入る条件

　　　本当の恋愛は「ドキドキ」より「調整力」～

 

 

不安や緊張、

期待と恐怖の混在、

相手の反応待ち。

 

これらが一気に起こると、

脳はこの興奮状態を恋だと

誤って認識します。

 

恋愛体質の人ほど、

これを「生きている実感」と

取り違えています。

 

じつは

ドキドキは、恋の条件ではありません。

 

この動悸にも似たドキドキを、

恋だと思いやすいのは、

不安定な刺激に慣れているだけです。

 

一方、本当の恋愛は、

感情が暴走しないので、

不規則なドキドキはありません。

 

代わりに行うのが「調整」です。

 

調整力とは、

相手に合わせる力ではなく、

自分を失わずに関係を続ける力です。

 

例えば。

 

違和感を言葉にできる。

相手の事情と自分の感情を切り分けられる。

期待しすぎたら引き戻せる。

距離が近すぎたら、調整できる。

 

つまり関係を壊さずに

ズレを修正できる力があります。

 

いわゆる恋愛体質の

「好きなら全部OK」とは明確に違います。

 

では、調整力がある人たちの、

恋愛にはどのような特徴があるか。

 

連絡が遅くても、自分を見失わない、

意見が違っても「拒絶」と感じない、

一人の時間が奪われない、

相手がいなくても、自分は崩れない。

 

このような点が挙げられます。

 

地味に感じるのは、

あなたがこれまで、

不安定さを恋だと教え込まれてきたからです。

 

しかし、本当の恋愛は、

感情を盛り上げる競技ではありません。

 

二人で生活と心を回していく、

静かな共同作業です。

 

安心できる恋愛は、

退屈なのではなく、

不安に振り回されなくなっただけです。

 

そしてその入り口に立てるのは、

「誰かがいないと崩れる自分」ではなく、

「一人でも戻ってこられる自分」です。

 

＝＝＝つづく＝＝＝

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