構造を持った選択は、人生を静かに軽くする(第四章⑥)
構造を持って考えるようになってから、
私の人生は劇的に変わったわけではない。
奇跡が起きたわけでもないし、
悩みが消えたわけでもない。
相変わらず迷うし、
立ち止まることもある。
ただ一つ、
はっきりと違う点があった。
選択のあとに、
自分を疑わなくなった。
以前の私は、何かを選ぶたびに
「これで本当に良かったのか」
「間違っていたらどうしよう」
そんな反芻(はんすう)を
延々と繰り返していた。
選んだ瞬間よりも、
選んだ“あと”の時間のほうが苦しかった。
それは、
自分の判断に拠り所がなかったからだ。
感情で決めたのか。
勢いだったのか。
他人の意見に引っ張られただけなのか。
自分でも説明できない選択は、
あとから必ず自分を不安にする。
けれど、構造を使うようになってからは違った。
この判断は、
・今の自分の状態
・時間軸
・許容できるリスク
・失っても回収できるもの
それらを踏まえた上で選んだ。
そう説明できるだけで、
選択は静かに腹落ちする。
結果がどう転んでも、
「この時点の自分には、これが最善だった」
と認められる。
これは諦めではない。
責任を放棄する態度でもない。
むしろ逆だ。
自分の人生を、
自分の判断として引き受けられるようになった、
という感覚に近い。
構造は、
正解を保証してくれるものではない。
けれど、
「なぜその選択をしたのか」を
後からでも自分の言葉で
説明できるようにしてくれる。
それだけで、
人生は驚くほど軽くなる。
もう、選び直し続ける必要がない。
他人の正解と比べ続ける必要もない。
一度選んだら、
その選択を“使い切る”ことに集中できる。
だから私は、
焦らなくなった。
急いで答えを出さなくていい。
今は判断材料が揃っていない、
そう結論づけることも
立派な選択だと分かっているからだ。
構造を持った選択は、
人生を前に進めるだけでなく、
無駄に削られるエネルギーを
確実に減らしてくれる。
迷いが消えるわけではない。
ただ、迷いが“管理可能なもの”になる。
それが、
構造を持つということの本質だった。
私はようやく、
人生を感情だけで渡ろうとするのをやめた。
代わりに、
感情も含めて判断するための地図を
自分の手で持つようになった。
それは派手ではない。
けれど確実に、
これから先の人生を
誤魔化さずに歩くための足場になっている。
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