空馬羽津呂
2026年 2月生まれさんへ ――感覚という羅針盤の話
2026年 2月生まれさんへ
――感覚という羅針盤の話
空馬羽津呂(そらまうつろ)
理由はわからないけれど、惹かれる。
説明はできないけれど、なぜか気になる。
2026年の2月生まれさんの一年は、そうした言葉にならない感覚が、思っている以上に正確な案内役になる年です。
理屈や計画はもちろん大切です。
けれど今年は、それらが追いつかない速度で、内側の感覚のほうが先に動き始めます。
先に「感じて」、あとから「理解する」。
その順番で進むことが、結果的に最も無理のない選択につながっていきます。
何かを選ぶとき、「正しいかどうか」より「静かに心がうなずくかどうか」を基準にしてみてください。
胸の奥がわずかに緩むほう。
呼吸が深くなるほう。
肩の力が抜けるほう。
そうした微細な反応は、未来の方向をすでに知っています。
2月生まれさんはもともと、繊細な感受性を持っています。
空気の変化、人の感情、場の雰囲気。
そうした目に見えない情報を、無意識のうちに受け取っています。
ただ、それを「気のせい」「考えすぎ」と打ち消してきた経験も多いかもしれません。
けれど2026年は、その感受性を疑わず、信頼していい年です。
違和感は警告であり、惹かれは招待です。
どちらも同じくらい大切なサインです。
もし、理由はないけれど気が進まないことがあれば、無理に進まなくていい。
逆に、説明はできないけれど心が動くものがあれば、小さく近づいてみてください。
いきなり大きく動く必要はありません。
調べる、触れてみる、話を聞く。
それだけでも流れは変わります。
人間関係も同じです。
安心できる人。
言葉が少なくても落ち着く人。
沈黙が重くならない人。
そうした存在との縁は、今年とても大切です。
逆に、会うたびに消耗する相手、気を張り続けなければならない場からは、少しずつ距離ができていくかもしれません。
それは悪いことではなく、自然な調整です。
2月生まれさんは、誰かの期待に応えようとしすぎるところがあります。
優しさゆえに、自分の感覚を後回しにしてきた部分もあるでしょう。
今年はその順番を、そっと入れ替えていいのです。
自分の感覚を尊重することは、わがままではありません。
むしろ、自分に正直であることは、周囲に対しても誠実であるということです。
無理をして笑わない。
納得していない約束をしない。
その小さな誠実さが、長い目で見て信頼を育てます。
2026年の終わり頃、2月生まれさんはこう感じているかもしれません。
「思っていた場所とは違うけれど、ずっと居たかった場所に来た」と。
それは、計画で辿り着く場所ではなく、感覚に導かれて辿り着く場所です。
だから今年は、問いかけてみてください。
これは正しいだろうか、ではなく。
これは、静かに心がうなずくだろうか、と。
その問いが、今年の最も信頼できる羅針盤になります。
— 空馬羽津呂







