空馬羽津呂
2026年 6月生まれさんへ ――ほどけることで組み替わる話
2026年 6月生まれさんへ
――ほどけることで組み替わる話
空馬羽津呂(そらまうつろ)
6月生まれさんの2026年は、「わからなさ」とともに始まるかもしれません。
これまで当たり前だったことがしっくりこなくなる。
慣れていたやり方が、急に重たく感じる。
理由ははっきりしないけれど、何かが噛み合わなくなる。
そんな感覚が増える可能性があります。
けれどそれは、悪い兆しではありません。
むしろ、更新が始まった合図です。
古い構造が役目を終え、新しい形に移行しようとするとき、人は一度、混乱や違和感を通ります。
それは壊れるためではなく、組み替わるための過程です。
6月生まれさんは、状況を整理し、整え、理解しようとする力を持っています。
その力はとても有能ですが、今年はその力が少し追いつかない場面が出てくるかもしれません。
整理する前にほどけてしまう。
理解する前に形が変わってしまう。
そんなとき、無理にまとめようとしなくていい。
意味づけを急がなくていい。
まずは「今、何が合わなくなったのか」を感じること。
それだけで十分です。
何かが崩れるとき、人は不安になります。
失ったように感じることもあります。
でも実際には、失っているのではなく、役目を終えたものが自然に離れていっているだけなのです。
もし、やめたいけれどやめられないことがあるなら、今年はそれが少しずつ手から離れていく流れにあります。
無理に手放そうとしなくても、自然と興味が薄れたり、距離ができたりするでしょう。
その流れに逆らわず、ただ見送ること。
その空いた場所に、何が入ってくるかは、すぐにはわかりません。
でも空白は無駄ではありません。
空白は、次の形のための余白です。
人間関係でも、仕事でも、考え方でも、「こうでなければ」という枠がほどけていきます。
それは不安でもあり、同時に自由でもあります。
6月生まれさんは、自由になることに少し慎重な人です。
形がないと不安になる。
決まっていないと落ち着かない。
そうした傾向があるかもしれません。
でも今年は、その「決めなければ」という衝動を、少しだけ横に置いてみてください。
決まっていない時間。
わからない時間。
まだ名前のついていない状態。
そこに、次の自分の輪郭が育っています。
2026年の終わり頃、6月生まれさんはこう感じているかもしれません。
「あの混乱がなかったら、ここには来られなかった」と。
だから今、もし足元が少し不安定に感じても、大丈夫です。
ほどけているのは、壊れているのではなく、組み替えの途中なのです。
安心して、ほどけてください。
6月生まれさんは、その先で、より軽く、より正確な形に出会います。
— 空馬羽津呂







