空馬羽津呂
2026年 10月生まれさんへ ――ほどける対話の話
2026年 10月生まれさんへ
――ほどける対話の話
空馬羽津呂(そらまうつろ)
10月生まれさんは、人と人の間に流れるものをよく感じ取る人です。
言葉そのものより、その裏にある意図や感情、沈黙の質。
そうしたものに敏感で、無意識のうちに場の温度を調整してきたかもしれません。
2026年は、その力がより意識的に使われる年です。
関係がほどけ、更新され、より自然な形に変わっていく。
その中心に「対話」があります。
対話とは、説得でも正論でもありません。
正しさを競うことでもありません。
ただ、言葉を行き交わせることです。
自分の言葉を出し、相手の言葉を受け取る。
その往復の中で、誤解が溶け、距離が変わり、関係が再配置されていきます。
10月生まれさんは、衝突を避ける傾向があります。
争いを嫌い、波風を立てないようにしてきた。
その姿勢はとても成熟しています。
ただ今年は、「言わないことで保たれてきた平和」が、少しずつ限界を迎える場面もあるかもしれません。
言わなかったことが、距離になっている。
言えなかったことが、誤解になっている。
そうした微細なズレが、対話を求め始めます。
もし、喉の奥に引っかかる言葉があれば、それは対話の入口です。
強く言う必要はありません。
ただ、正直に言えばいい。
感情をぶつけるのではなく、事実と感覚を差し出す。
その姿勢が、関係を壊すのではなく、ほどきます。
また、相手の言葉を「理解しよう」としすぎなくていい。
理解できなくても、聞くことはできます。
納得できなくても、受け取ることはできます。
その余白が、対話を生かします。
10月生まれさんは、調和をとても大切にします。
でも調和とは、常に静かなことではありません。
一度揺れて、話して、ほどけて、そして静かになる。
そのプロセス全体が調和です。
2026年の終わり頃、10月生まれさんはこう感じているかもしれません。
「話せたことで、関係が楽になった」と。
それは相手が変わったからではなく、関係の持ち方が変わったからです。
だから今年は、言葉を惜しまないでください。
説明でも正論でもなく、ただの言葉を。
それが、世界を少しだけ柔らかくします。
— 空馬羽津呂







