プトレマイオス靖子
朝の流れを整える、一本のお香
目が覚めたとき、いつもより朝の流れが少しだけ早いと感じました。
慌てて身支度を始める前に、
お香をたいて、気持ちを整えることにします。
火をつけると、細い煙が静かに立ちのぼり、
部屋の空気がゆっくりと変わっていきました。
香りに包まれていると、
呼吸が自然と深くなり、
心が今ここに戻ってくるのを感じます。
占いの世界では、
一日の運の流れは、朝の「整い方」で決まると考えます。
時間が足りないと感じる朝ほど、
気持ちを置き去りにしないことが大切です。
寝坊した朝は、流れが乱れたのではなく、
いつもと違う始まり方をしただけ。
だからこそ、無理に取り戻そうとせず、
静かに合わせ直していきます。
一本のお香はそのための小さな合図。
焦りを鎮め、今日の位置を確かめてくれる存在です。
完璧でなくてもいい朝。
朝の流れさえ整えば、一日はちゃんと進んでいく。
今日も、お香と一緒に、
自分のペースで一日を始めます。
プトレマイオス靖子







