ブログ

阿佐霧 峰麿

説明しすぎる人ほど、関係がこじれる理由

「ちゃんと説明したほうが誠実だと思っていた」

 

 

 

人間関係の相談を聞いていると、

そう感じている人はとても多いです。

 

 

 

誤解されたくない。

冷たいと思われたくない。

後から責められたくない。

 

 

だから理由を足す。

背景を話す。

気持ちの流れまで伝えようとする。

 

 

一見すると、とても丁寧です。

 

 

 

 

でも不思議なことに、説明を重ねるほど

関係が重くなっていくケースは少なくありません。

 

 

 

なぜでしょうか。

 

 

 

 

理由は単純で、

説明が増えるほど、判断を相手に渡してしまうからです。

 

 

 

「今は難しい」

この一言で終わる話に、

 

 

「忙しくて」

「余裕がなくて」

「本当は行きたい気持ちはあって」

 

と付け足していく。

 

 

 

すると相手は、

 

「じゃあ、どうしてほしいの?」

「待てばいいの?」

「今回は断られたってこと?」

 

と、解釈と調整を迫られる立場になります。

 

 

 

 

 

説明は、誠実さではなく、

交渉の余地を生みやすい

 

 

 

境界線が弱い人ほど、

この「説明の長文化」

が起きやすくなります。

 

 

 

境界線が弱い人というのは、

自分で決めたことを

「そのまま置く」ことが苦手な人です。

 

 

断るときに、

理由を添えずにいられない。

 

保留にするときに、

相手が納得するまで説明したくなる。

 

自分の判断に、

相手の理解や承認がないと

落ち着かなくなる。

 

 

 

こうした癖があると、

言葉は自然と長くなります。

 

 

 

嫌われたくない。

分かってほしい。

ズレを残したくない。

 

 

 

その気持ち自体は、

とても人間的です。

 

 

 

ただ、その防衛が、

思考の過程や感情の背景まで

すべて差し出す形になると、

 

言葉は一気に重くなります。

 

 

 

実際には、

相手にとって必要なのは

「結論」だけであることがほとんどです。

 

 

 

 

 

私は以前、

 

すべてを話すこと、

説明することが良いことだと

無意識に思っていました。

 

 

 

20代の頃、

言葉が足りずにすれ違った経験が何度もあり、

 

「誤解が起きないように全部説明する」

 

という癖が染みついていたのだと思います。

 

 

 

 

けれどある時、

やり取りの中で目にした短い文章に、

強い違和感を覚えました。

 

 

 

 

余計な前置きがない。

 

感想も経緯もない。

 

要点だけが、静かに置かれている。

 

 

 

 

そこで初めて気づいたのは、

伝えることと、説明することは違う

ということでした。

 

 

 

「私はこう思うから、こうです」

という思考の道筋は、

相手にとってはノイズになる場合がある。

 

 

必要なのは理由ではなく

判断できる情報だけ

 

 

 

 

 

俳句に近い感覚かもしれません。

 

 

削る。

 

核を残す。

 

何を残すのかを考える。

 

 

 

これは一度分かれば終わり、

ではなく、

 

日々研いでいく作業です。

 

 

 

刀身を研ぐように、

言葉を研ぐ。

 

 

 

 

まずは、

センテンスを短くしようと意識する。

 

 

 

 

自分の言葉を、そのまま出さず、

一度外に置いてみる。

 

 

「本当に伝えたいのはここか?」

そう問い直すようになりました。

 

 

 

 

説明を減らすと、

冷たくなるのではありません。

 

 

境界線がはっきりするだけです。

 

 

 

誠実さは

全部を話すことではなく、

相手が迷わない形で置くこと

 

 

 

 

説明しすぎて疲れているなら、

それは気遣いが足りないのではなく、

 

境界線を一人で背負いすぎているだけ

かもしれません。

 

 

 

 

言葉を削ることは、

関係を雑にすることではありません。

 

 

むしろ、

こじれにくい形に整えていくための、

とても現実的な技術です。

 

 

──────────────────────

 

言葉でも、声でも、対面でも──

その日のあなたに合う距離で。

 

そっと寄り添える場所として、

ここにあります。

 

 

 

──────────────────────

 

X(旧Twitter)

運勢・ブログ更新・待機スケジュールなど、

日々の動きをこちらでお知らせしています。

 

電話占いヴェルニ

その日の気持ちを、そのまま置ける場所。

待機スケジュールはこちらから

 

対面鑑定(ほしよみ堂 原宿本店)

ご縁やタイミングが合ったときに、

対面でお話しする機会も設けています。

 

プロフィール・ブログ一覧

阿佐霧 峰麿の歩みと、これまでに書いてきた

文章の一部をご覧いただけます。

 

※各項目を押すとリンク先に移動できます。

  • 「ほしよみ堂」youtubeチャンネル
  • 占い師募集

占いのことなら|ほしよみ堂 > ブログ > 説明しすぎる人ほど、関係がこじれる理由