節分とは何か|なぜ立春とズレるのか
節分と聞くと、
豆まきや恵方巻きを思い浮かべる人が
多いと思います。
ですが本来の節分は、
単なる年中行事ではありません。
暦の構造と天文学の動きに、
きちんと根拠がある区切りの日です。
まず言葉の意味からいきます。
節分とは、文字通り
「季節を分ける日」です。
昔の暦では、
春・夏・秋・冬の始まりの直前日を、
すべて節分と呼んでいました。
つまり本来は、
年に4回あったわけです。
ではなぜ、今は
2月初めの節分だけを指すのか。
理由はシンプルで、
春の始まりが一年の起点として
特別扱いされたからです。
その春のスタートが、「立春」です。
ここが重要なポイントです。
立春は固定日ではありません。
毎年だいたい
2月3日から5日の間で動きます。
これは迷信でも占いルールでもなく、
天文学ベースの話です。
地球が太陽の周りを一周する周期は、
きっちり365日ではありません。
約365.2422日。
(約365日と5時間48分46秒)
この端数の影響で、
太陽の位置を基準にした「節気」は、
毎年少しずつズレます。
その結果、
立春がズレる
前日である節分もズレる
という形になります。
節分は2月3日固定の日ではなく、
立春の前日というルールで
決まっている日です。
占いや運気の世界で、
節分と立春が重視される理由も
ここにあります。
1月1日はカレンダーの年明け。
立春はエネルギーサイクルの年明け。
一年の切り替わりが
二層構造になっているわけです。
だから1月は、
新年なのに前年の流れがまだ残っている、
いわば助走ゾーンになりやすい。
節分は、
その最後の切り替えラインです。
いらない習慣を止める。
環境を整える。
関係を整理する。
体調をリセットする。
こうした調整に向いているのは、
エネルギーが切り替わる前日だからです。
豆まきも、
実はかなり理にかなった行為です。
鬼は、目に見えない不調要因の象徴。
季節の変わり目は、
体調を崩しやすい。
感染症も広がりやすい。
つまり昔の人は、季節の境界は
リスクの境界だと見ていた。
だから祓っていたわけです。
行事の姿をしていますが、中身は
リスク管理とリセット儀式です。
節分はイベント日ではなく、
境界線を意識する日。
立春から何を始めるかよりも、
その前に何を終わらせるか。
ここを整えるだけで、
一年の流れはかなり軽くなります。
そして占いでは、
実は一年の始まりが一つではありません。
旧正月を基準にする体系と、
立春を基準にする体系があります。
「旧正月」は旧暦(太陰太陽暦)での1月1日。
ちなみに今年は2月17日です。
月の満ち欠け(太陰)で「月」を決め、
太陽の動き(太陽)で季節のずれを調整する。
この暦をベースにしている
代表的な占術が紫微斗数(しび・とすう)です。
一方で「立春」は、
太陽の位置を基準にした区切り。
「二十四節気」のスタート地点です。
こちらを基準にしているのが、
四柱推命や九星気学です。
旧正月で年が変わる占いもある。
立春で年が変わる占いもある。
どちらも間違いではありません。
見ている天体の基準が違うだけです。
運気の話を読むときは、
どの暦基準の話なのか。
ここを押さえるだけで、
理解は一気にクリアになります。
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