曽我部 キキョウ
恋の軽重を問う ~鼎を持ち上げたいと望むのは誰か
恋愛ではよく、「重い」や「軽い」という
表現が使われます。
しかし多くの場合、
それは感情の量ではありません。
どれほど思っているかではなく、
その想いがどこに置かれているか、
である場合がほとんどです。
恋が安定しないとき、
人はどうしても、相手の中の、
自分の重さを測りたくなります。
重さを問うと言えば
鼎の「軽重を問う」という言葉はご存じでしょうか。
中国の春秋時代、
楚の荘王が、周の天下に
取って代わろうという野心を隠し、
周の王室が保有する、王位の象徴「九鼎」の
重さを尋ねた故事が由来です。
これは、鼎そのものの重量を
問う質問ではありません。
王朝交代を匂わせる挑発でした。
さて、この言葉、実は恋愛においても
同様の使い方がされています。
「私、重くないよね」
「私は、理解ある女だよ」
「今の関係、心地いいよね」
このような言葉で、
自分の重さを確かめています。
重いとは思われたくないけれど、
軽くも扱われたくない。
この心理が言わしめる言葉です。
「私のことをどう思っているの?」と
直截的には聞けないとき、
まさに鼎の軽重を問うように、
遠回しに「どうなのか」を尋ねます。
この問いは、相手を責めるためのものではなく、
もちろん、答えを引き出したいためでもありません。
自分の立ち位置を確かめたいのです。
故事において、楚の荘王が
既に無力ではなかったように、
軽重を問うものは、
すでにいくらかの力を持っていて、
そのうえで、確認をしています。
恋においてもそれは同じです。
どのようなものであれ、
重さを測るような言葉は、
自分が相手の世界を揺らすぐらいに、
存在感があるのか、と問いかけています。
これは未熟さではありません。
未熟から成熟の途中です。
鼎を掲げる覚悟も、
下ろす決断もできないまま、
その重さだけを測ろうとしています。
けれども、本当に安定した関係の中では
鼎の軽重は問われません。
問われているのは、
恋の重さではなく、
その恋を、揺らさずに置けるだけの
覚悟があるかどうかです。
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