海月ラビィ
大人の恋は、静かに燃えていい ― 具体例で見る、大人のときめき ―
若い頃の恋は、
返事が少し遅いだけで不安になり、
既読がつけば一喜一憂していました。
でも大人の恋は、少し違います。
例えば――
彼からのLINEが一日来なくても、
「きっと忙しいのね」と
自分の時間を大切にできる。
その代わり、
次に会ったときに交わす
何気ない一言が、心に深く残る。
若い頃は“毎日会いたい”だった。
今は“会える日を楽しみに待てる”。
それは我慢ではなく、
心に余白ができたから。
また、こんな場面もあります。
既婚者の彼に心が動いたとき。
若い頃なら、
「どうにか振り向かせたい」と
無理をしたかもしれない。
でも今は違う。
「私は私の人生を大切にする」と
線を引くことも選べる。
それは冷たさではありません。
自分を守る知恵です。
さらに――
子どもが独立し、
役割がひとつ終わったあとに芽生える恋。
「こんな年で恋なんて」と
自分を抑え込む必要はありません。
夕方のスーパーで偶然会い、
少し長く立ち話をする。
帰宅後、
ふと顔が浮かぶ。
それだけで、
心がやわらかくなる。
大人の恋は
人生をひっくり返すものではなく、
人生にそっと彩りを添えるもの。
激しくなくていい。
証明しなくていい。
誰かに自慢しなくていい。
静かに、確かに。
自分の中で灯ればいいのです。
そして何より大切なのは――
恋をしても、自分を失わないこと。
大人の恋は
“追う”より“整える”。
感情に振り回されず、
でも感情を殺さない。
そのバランスこそが
年齢を重ねた女性の美しさです。







