海月ラビィ
神の愛と悪魔の欲望が同居している
人の心の中には、いつも二つの感情が存在しています。
誰かを大切にしたいという純粋な愛と、自分の願いを叶えたいという強い欲望。陰陽師カードは、そのどちらも否定せず受け入れることを教えてくれます。
「優しくありたいのに、求めてしまう」
「相手の幸せを願いながらも、そばにいてほしいと思ってしまう」
そんな揺れる気持ちを感じたことはありませんか。実はそれは、とても自然なことです。愛が深いほど、欲望もまた生まれてくるものだからです。
陰陽の世界では、光と影は対立するものではなく、共に存在するものとされています。光だけでは形は見えず、影があるからこそ輪郭が生まれる。私たちの感情も同じです。優しさの中に少しの欲があるから、人は前に進もうとします。
特に恋愛では、この二つが心の中でせめぎ合うことがあります。
「相手を自由にしてあげたい」気持ちと、
「本当は自分を選んでほしい」気持ち。
どちらが正しいということではありません。大切なのは、その感情に気づき、自分の心を責めないことです。欲望を無理に押さえ込むと、かえって苦しさになってしまうこともあります。
今日のカードは、感情をコントロールしようとするよりも、静かに見つめることを勧めています。今、自分は何を求めているのか。その奥には、寂しさなのか、安心したい気持ちなのか。ほんの少し心に問いかける時間を作ってみてください。
熟年の恋愛は、若い頃のような勢いや駆け引きとは少し違います。経験を重ねたからこそ、愛だけでも欲望だけでも続かないことを知っています。だからこそ、自分の中の両方を認めながら、穏やかなバランスを見つけることが大切なのです。
神の愛も、悪魔の欲望も、どちらもあなたの中にある大切な感情。
どちらかを消そうとせず、優しく抱きしめることで、心は少しずつ整っていきます。
今日という一日が、あなたの心の中の光と影を穏やかに調和させる時間になりますように。







