海月ラビィ
欲望は内面に隠して
人は誰しも欲望を持っています。
愛されたい。
認められたい。
独り占めしたい。
それは決して悪いものではありません。
むしろ、とても人間らしい自然な感情です。
けれど、その欲望をそのまま表に出してしまうと、
関係は途端に重くなります。
「どうして連絡をくれないの?」
「私を一番にしてほしい」
「もっと愛してほしい」
本音はそこにあったとしても、
それをぶつけるほど、相手の心は引いてしまう。
欲望は、強いエネルギーです。
強すぎる光は、相手を照らすのではなく、
時に眩しくさせてしまう。
大人の恋とは、
欲望を否定することではありません。
“抱えながらも、見せすぎないこと”。
本当に賢い人は、
自分の欲望をちゃんと知っています。
でも、それを武器にしない。
鎧にも、刃にも使わない。
静かに胸の内に置きながら、
相手のペースを尊重する。
すると不思議なことに、
欲しがらなくても愛は近づいてきます。
「欲しい」と追いかけるより、
「私は大丈夫」と微笑むほうが、
ずっと魅力的。
欲望を内面に隠すというのは、
我慢することではありません。
自分の感情に振り回されず、
自分を整えるということ。
その余裕が生まれたとき、
恋も、人間関係も、仕事も、
静かに好転していきます。
今日、もし心がざわついたら、
「私は今、何を欲しているのだろう?」
と、そっと問いかけてみてください。
答えは外側ではなく、
いつも自分の内側にあります。
欲望を抑えるのではなく、
抱えながら微笑める人に。
それが大人の強さなのです。







