《冬月 希和》言葉は自分も相手も心の中にも、しっかり残るもの。

「後悔先に立たず」
同僚に対して言わなければよかった…
何で恋人にあんなキツイ言葉を言ってしまったのだろう…
心から悔やまれるのは自分の不用意な発言だったりするのではないだろうか。
なぜだか一度口に出すと簡単に次から次へと言えてしまうものなのだ。
いとも簡単に。
それなのに後から
相手も自分の発言に傷付いたのだろうかと思い、頭から後悔が離れなくなる。
逆に人から言われたとっても嬉しい褒め言葉をずっと長い間覚えていたりするものだ。
言葉は記憶に残る。
消しても消しても浮かんでくる。
だから、言わなければよかった言葉は自分を苦しめる。
例えば怒りを口に出すとスッキリするとよく聞くが本当にそうだろうか?
その瞬間は確かにそうかもしれない。
でも時間が経つと一時的な事だったと後から気付くのだ。
言葉は自分も相手も心の中にも、しっかり残る。
だから前もって後悔しやすい事や、どうしたら後悔を避けられるのかを考える時間はムダではない。
今からだっていつからだって遅くはない。