ミルラ
MYRRHA ( みるら )|境界線を溶かす○○星の怖さ【 後編 】── “ 騙される側 ” とは限らない。規約違反の発覚で映し出された、もうひとつの側面。
「 まさか、そこまで行くとは。 」
海王星がもたらした境界線の崩壊。
ここ最近、私の身近なところで、
立て続けに気になる出来事が…
とあるコミュニティの話ですが、
会員への勧誘を禁止する明確な
規約があるにもかかわらず、
大きなグループを束ねていた
グループ長の勧誘行為が発覚。
その結果、担っていた役目を
退任し、一般会員へ降格となる
処分が科されたそうです。
さらに、その後の対応をめぐって
組織へ多大な影響が及び、グループ
の解散や活動停止、被害者側から
弁護士を立てられるところまで発展。
当初の出来事だけでは収まらない
状態になっているそうです。
また別のケースでは、とある人気
YouTube のオーディション番組に
審査員として出演していた〇〇座
のインフルエンサーが、糖尿病
治療薬をダイエット目的で使用、
推奨するような発言をしたこと
から批判が殺到し、謝罪と活動
休止に至ったばかり…
そして昨日は、同じオーディション
番組に審査員として出演していた
〇〇座のインフルエンサーも、
コカイン所持の疑いで麻薬取締法
違反の容疑により、現行犯逮捕が
ニュースで大きく報じられました。
もちろん、これらのケースは
それぞれ別の出来事です。
しかし、占星学を学ぶ者として
私が注目したのは「 海王星 」
という惑星の影が、ここまで
違う形で現れるのかということ。
海王星には、夢や芸術、慈愛、
想像力だけではなく、薬物、
依存、中毒、陶酔、現実逃避、
幻想、欺瞞、境界線の希薄化
といった象意があります。
つまり海王星は時に、
何かに酔う。
何かに依存する。
判断の境界が薄くなる。
自分の中の特別な理由に
よって一線を越えてしまう。
では、それが活動宮の星座に
作用すると、どんなケースに
なりやすいのでしょうか。
【 牡羊座 】
「 自分が動く 」が止まらなくなる。
牡羊座は、まず自分から動くサイン。
「 やってみたい 」
「 こうしたい 」
「 自分ならできる 」
という、自発性と突破力があります。
そこに海王星の象意が強く絡むと、
「 自分の中では納得して
いるから、動いてしまう 」
という方向に傾くことがあります。
本来なら一度立ち止まるべき
ところでも、理想や欲求が先行する。
海王星には陶酔や依存の象意も
あるため、自分を止める境界線
そのものが弱くなってしまう…
という読み方も。
【 蟹座 】
「 身内のため 」が境界線を曖昧にする。
蟹座は、家族、仲間、所属、安心
できるコミュニティなど、自分が
大切にしている人達との結びつき
を重視するサイン。
そこへ海王星が強く作用すると、
「 この人のため 」
「 仲間のため 」
「 良かれと思って 」
「 自分たちの関係なら 」
という感情が強くなりすぎる可能性が…
本来なら別々に考えるべき、
個人的な情と公的なルール。
ここがつい、混ざってしまう。
【 天秤座 】
「 相手もきっと 」が判断を曖昧にする。
天秤座は、人との関係性、契約、
合意、対等性などを扱うサイン。
海王星が絡むと、
「 相手もそう思っているはず 」
「 この人なら分かってくれる 」
「 この関係なら大丈夫 」
と、相手の意思を自分の中で
補完してしまうことがあります。
でも、本当に相手がそう思っているか
どうかは、本人にしか分かりません。
「 きっと 」を積み重ねていくと、
いつの間にか自分の想像が事実の
ようになってしまう怖さを感じます。
【 山羊座 】
「 役割 」が判断を歪ませる。
山羊座は、責任、社会的立場、組織、
肩書き、結果、実績などを扱うサイン。
海王星が強く作用すると、
「 この役割を果たさなければ 」
「 結果を出さなければ 」
「 期待に応えなければ 」
という思いが強くなりすぎて
しまう傾向にあります…
そして時には、目的を達成
する為なら、多少のことは
致し方ないという考え方に
振り切ってしまうことも。
ここに海王星の境界を溶かす
力が加わると、組織や社会的
立場の中で、本来守るべき
線引きが曖昧になっていく可能性が。
光だけを語る危うさ…
ここまで見ると、活動宮の4つの
サインは、それぞれ違う方向から
現在、海王星の影を受けています。
牡羊座は「 自分の欲求 」。
蟹座は「 身内への情 」。
天秤座は「 相手との関係 」。
山羊座は「 役割と責任 」。
つまり、海王星が曖昧にして
しまうものは人によって違う。
そして、その曖昧さが現実
の行動にまで及んだとき、
問題はその本人だけでは
終わらないことがあります。
所属する組織。
仕事。
家族。
人間関係。
社会的な信用。
ひとつの判断が、想像以上
の範囲へ波及してしまう。
今回、私が海王星について
改めて考えさせられたのは、
まさにその部分でした。
海王星は、単に心地よく夢を
見させてくれる天体ではない。
夢に酔うことも、
理想に酔うことも、
善意に酔うことも、
人間関係に酔うことも、
アルコールに酔うこともある。
そして何よりも怖いのは、
酔っている本人には、それが
酔いだと分からないこと…
だからこそ、海王星の影響を
強く受けやすい時期には、
「 私は何を信じている?? 」
「 何に執着している?? 」
「 何を正当化している?? 」
「 どこまでが自分の自由で、どこ
からが他者や社会の領域なのか??」
自分自身に問い直す必要がある。
今回の一連の出来事を見て、
私は海王星の「 光 」だけを語る
危うさを、改めて感じました。
海王星は、境界線を溶かす。
だからこそ、その境界線を自分で
確認する力が必要なのです。
MYRRHA みるら
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