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島郷かっぱ

若松生まれのかっぱが案内する岩尾山 ~城跡に残る歴史から、人生の足跡を考える~

こんにちは。

若松生まれの占い師、島郷かっぱです。

前回の若松めぐりでは、グリーンパークを訪れ、

「人と比べなくても、自分の花は自分の時期に咲く」

というお話をしました。

今回は少し雰囲気を変えて、若松の「山」と「歴史」を訪ねてみたいと思います。

 

今回の目的地は――

岩尾山。

若松に長く住んでいる方でも、

「名前は聞いたことがあるけど、行ったことはない」

という方がいるかもしれません。

実はこの岩尾山周辺には、昔の山城の跡が残っています。

 

その名は、

花房山城(花房城)。

今では立派な天守閣が建っているわけではありません。

しかし、山の中にはかつて人々がここで生き、守り、戦った痕跡が残されています。

そんな城跡を考えていると、占い師の私はこんなことを思います。

「形がなくなっても、人が生きた足跡は残るんやな」

今回は岩尾山をめぐりながら、

「過去は消すものではなく、これからを生きるための土台になる」

そんなお話をしてみたいと思います。

 

若松の岩尾山とは?

岩尾山は、若松区にある標高約220メートルの山です。

高塔山から石峰山、岩尾山などへと続く若松の山々の一つです。

現在の若松といえば、

若戸大橋。

高塔山。

若松北海岸。

グリーンパーク。

こうした場所を思い浮かべる方が多いでしょう。

でも、少し山の中へ目を向けてみると、若松の違った歴史が見えてきます。

その一つが岩尾山周辺に残る花房山城跡です。

 

岩尾山に残る花房山城跡

花房山城跡は、岩尾山の北側の尾根筋に位置する山城跡とされています。

資料によると、本郭と考えられる平坦地があり、その周囲には土塁や堀切、横堀、竪堀などの防御施設の痕跡が確認されています。

つまり、単に山の高いところへ建物を建てただけではありません。

敵が簡単に城へ近づけないよう、山そのものを利用して守りを固めていたわけです。

 

今のような重機もない時代です。

山の上にこれだけのものをつくる。

考えるだけでも大変ですよね。

実際にその場所に立つと、今見えている山の景色の向こうに、

「ここで生きていた人たちがいたんだな」

と想像したくなります。

 

花房山城には誰がいた?

ここは少し注意したいところです。

花房山城の城主については、資料によって説があります。

麻生氏に関係する城とされ、『福岡県地理全誌』では麻生遠江守の居城とする記述がある一方、山鹿城主の麻生遠江守仲中や麻生上総介家見との関係を挙げる資料もあります。

 

つまり、

「この人物が間違いなく城主だった」

と簡単に断定できるわけではありません。

歴史って面白いですよね。

何百年も前の出来事になると、分からないことがたくさんあります。

だからこそ、

「実際はどうだったんやろう?」

と想像しながら歩く楽しみがあります。

 

城はなくなっても、跡は残る

現在の花房山城に、大きな天守閣はありません。

豪華な御殿が残っているわけでもありません。

でも、地形を見ると、

「ここには確かに城があった」

という痕跡があります。

土塁。

堀切。

曲輪。

山を歩いていると、昔の人たちがつくったものが、何百年という時間を越えて残っている。

私はこういう場所を見ると、少し不思議な気持ちになります。

そして、ふと思うんです。

人間の人生も同じじゃないかな。

 

過去は本当に消えるのか?

占いでは、

「過去を忘れたい」

という相談を受けることがあります。

失恋した。

仕事で失敗した。

人間関係で傷ついた。

大きな決断を後悔している。

「あの出来事さえなかったら……」

そう思うこともありますよね。

でも、過去そのものを消すことはできません。

 

だったら、

過去を消そうとするのではなく、その経験をこれからどう使うか。

そこを考えてみてもいいのではないでしょうか。

城そのものがなくなっても、城跡は残ります。

人間も同じです。

経験した出来事は、自分の中に何らかの形で残っていきます。

 

タロットの「塔」をどう見る?

タロットには、**「塔」**というカードがあります。

塔に雷が落ち、人が投げ出されているような、とても衝撃的な絵柄です。

 

初めて見た人から、

「怖いカードですね」

と言われることもあります。

確かに、

突然の変化。

崩壊。

予想していなかった出来事。

そうした意味として読むことがあります。

 

でも私は「塔」が出たとき、必ずしも、

「悪いことが起こります」

だけで終わらせません。

 

一度崩れたからこそ、分かることもあります。

今まで当たり前だと思っていたものを見直す。

無理をしていた自分に気づく。

違う道を探す。

 

そして、新しくつくり直す。

崩れたあとに何をするか。

私はそこも大切だと思っています。

 

城がなくなっても山は残った

花房山城も、現在は城として使われていません。

でも岩尾山は残っています。

そして、その山には城が存在した痕跡があります。

人生でも、

「全部なくなった」

と思うような瞬間があるかもしれません。

恋人と別れた。

仕事を辞めた。

夢を諦めた。

大切な人との関係が変わった。

 

その瞬間は、

「自分には何も残っていない」

と思ってしまうことがあります。

でも、本当に何も残っていないのでしょうか。

経験があります。

学んだことがあります。

出会った人がいます。

 

そして、その出来事を乗り越えてきた自分自身がいます。

目に見える城はなくなっても、

あなたの中にはちゃんと土台が残っています。

 

過去の失敗が、次の自分を守ってくれる

城には、敵から守るための堀や土塁がつくられました。

人間にも似たところがあります。

たとえば、一度人間関係で大きく傷ついた。

その経験があるから、

「この人との距離は少し慎重にしよう」

と思えるようになる。

 

仕事で大きな失敗をした。

だから次から確認する習慣が身についた。

恋愛で相手に依存しすぎた。

だから次の恋では、

「自分の時間も大切にしよう」

と思える。

 

昔の失敗が、未来の自分を守る**「堀」**になることもあるんです。

そう考えると、失敗も全部が無駄だったとは言えないのかもしれません。

 

四柱推命でも過去から自分を知る

四柱推命では、生年月日などから、その人が生まれ持った性質や運の流れを見ていきます。

鑑定していると、

「だから自分は、あのときこんなふうに考えたのか」

と過去を振り返るきっかけになることがあります。

占いは未来を見るもの。

そう思われることが多いのですが、私は過去を整理するためにも使えるものだと思っています。

 

過去を振り返る。

自分を知る。

そして、

「じゃあ、これからどうする?」

と考える。

過去→現在→未来。

全部つながっています。

 

人生にも「城跡」がある

岩尾山の城跡を見ながら、こんなふうに考えてみるのも面白いと思います。

自分の人生の中にも、

「城跡」

があるんじゃないかと。

昔頑張っていた仕事。

終わった恋愛。

諦めた夢。

離れてしまった友人。

もう戻れない時間。

今はそこに何もないように見える。

 

でも、その経験は自分の中に残っています。

楽しかったことも。

苦しかったことも。

失敗したことも。

全部が今の自分をつくっています。

 

城跡は「終わり」ではない

城跡という言葉だけを聞くと、

「昔あったものがなくなった場所」

というイメージがあります。

 

でも私は、

「今までの時間が積み重なっている場所」

と考えるのもいいと思っています。

人生も同じです。

 

終わった恋があったから、人を大切にすることを覚えた。

仕事で失敗したから、自分の得意不得意を知った。

遠回りしたから、自分が本当にやりたいことに気づいた。

そのときは失敗にしか見えなかった出来事が、何年か経って意味を持つことがあります。

岩尾山・花房山城跡を訪れる際の注意点

岩尾山や花房山城跡に興味を持って、

「実際に行ってみたい」

と思われる方もいるかもしれません。

 

ただし、現在は岩尾山へ向かう道が通行禁止となっているため、現地へ入ることは控えてください。

昔の城跡と聞くと、実際にその場所を歩いて歴史を感じてみたくなりますが、安全が何より大切です。

通行禁止となっている場所には立ち入らず、再び安全に通行できるようになるまでは、周辺から山の姿を眺めたり、資料や昔の記録を調べたりしながら歴史を楽しむのがよいでしょう。

 

行けないからこそ、

「この山の中に、昔のお城があったんやな」

と想像してみるのも、歴史の楽しみ方の一つです。

いつの日か安全に訪れることができるようになったら、改めて若松の歴史を感じながら歩いてみたいですね。

※通行状況は今後変更される可能性があります。訪問を検討する場合は、事前に自治体などが発信する最新の情報をご確認ください。

 

 

過去は、これからを生きるための土台になる

人生には、

「なかったことにしたい」

と思う出来事があるかもしれません。

でも、その出来事も含めて今の自分があります。

 

城がなくなっても、土塁や堀が残るように、

人が経験したことも、心のどこかに残ります。

だったら、無理に全部消さなくてもいい。

過去の失敗から学ぶ。

過去の恋愛から、自分が本当に求めているものを知る。

過去の経験を、これからの人生に使う。

それでいいんじゃないでしょうか。

 

過去は変えられない。

でも、

過去の意味は、これからの生き方で変えることができる。

私はそう思っています。

岩尾山に残る昔の城跡。

何百年もの時間を越えて残ったその場所から、

「あなたが歩いてきた道にも意味がある」

そんな声が聞こえてくるような気がします。

焦らんでいい。

遠回りしてもいい。

崩れてしまったら、またつくればいい。

 

あなたがこれまで歩いてきた道は、これからの人生を支える土台になります。

若松生まれの占い師、島郷かっぱでした。

それでは、また。

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