「メンヘラヤクザ」に振り回される人の心理
昨日は「メンヘラヤクザ」という言葉から、
今日は、その反対側のお話です。
相手の不安や怒りを、いつも受け止めている人。
「私が我慢すればいい」
「この人は、本当は優しい人だから」
「私が離れたら、この人はどうなってしまうんだろう」
そんなふうに考えてしまうことはありませんか?
■ 優しい人ほど、離れられない?
相手が怒っている。
泣いている。
不安を訴えている。
そんな姿を見ると、何とかしてあげたいと思う人がいます。
自分の予定を変更してでも会いに行く。
何度も謝る。
相手の機嫌を損ねないように、言葉を選ぶ。
最初は、ただ大切な人を安心させたかっただけ。
けれど、いつの間にか、
相手を怒らせないことが、自分の行動の基準になっている。
そんな関係になってしまうことがあります。
ここで少し考えてみたいのです。
それは本当に、優しさなのでしょうか。
■ 「私がいなければ」という思い
「この人を理解できるのは私だけ」
そう思うことがあります。
相手の弱さを知っているから。
つらい過去を聞いているから。
本当は優しい一面があることも知っているから。
簡単には離れられない。
その気持ちも、よくわかります。
けれど、
相手を理解することと、
どれほど大切な人でも、
不安も、怒りも、寂しさも。
寄り添うことはできても、
そして、相手を支え続けるうちに、
■ 優しさと自己犠牲の境界線
私は、人間関係には境界線が必要だと思っています。
それは、相手を拒絶するための線ではありません。
自分と相手が、それぞれの人生を大切にするための線です。
例えば、
「寂しいから会いたい」
そう言われたとき。
会いたいと思えば、会えばいい。
でも、自分が疲れていたり、
そこで相手が怒ったとしても、
相手の気持ちを大切にすることと、
■ なぜ、離れられないのでしょう
恋愛のご相談では、
「もう別れたほうがいいとわかっているんです」
という言葉を耳にすることがあります。
けれど、そのあとに、
「でも、好きなんです」
と続くことも少なくありません。
私は、この「でも」の中に、
一緒に過ごした時間。
楽しかった思い出。
優しくしてもらった記憶。
そして、いつかまた、
簡単に手放せるものではありませんよね。
ただ、ここで一つ問いかけたいのです。
あなたが今、大切にしているのは、目の前にいる相手でしょうか。
それとも、かつて幸せだった頃の二人でしょうか。
過去の幸せが本物だったとしても、
■ 自分を大切にすることは、相手を見捨てることではない
誰かを愛することは、とても素敵なことです。
相手の弱さを理解しようとすることも、
けれど、愛しているからといって、
嫌なことは嫌だと言っていい。
疲れたときは休んでいい。
自分の人生を優先してもいい。
それによって関係が変わることもあるでしょう。
でも、相手の機嫌を守るために、自分の心を失ってしまう関係が、
占いのご相談では、
「あの人は私をどう思っていますか?」
「これから二人はどうなりますか?」
もちろん、それも大切な問いです。
でも私は、ときどき、こんなことも一緒に考えてみたいのです。
「あなたは、その人と一緒にいて幸せですか?」
好きかどうかだけではなく。
離れられるかどうかだけでもなく。
今の自分が、どんな気持ちでその関係の中にいるのか。
その現在地を知ることが、
誰かを大切にするために、自分を犠牲にしなくてもいい。
そして、自分を大切にすることは、
あなた自身の気持ちも、どうか置き去りにしないでくださいね。
カンパネラ美風
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