なぜ4回目がない?占い師のリピーターが続かない理由
「初回は指名予約。二回目も来店。三回目も来てくれた。でも、四回目がない。」
占い師として、こんな経験はありませんか。
占術もしっかり勉強している。
命術も読める。
タロットも使える。
開運アドバイスもしている。
お客様からは「当たっています」「すごいですね」と言っていただける。
それなのに、三回目を最後に、ぱったり来なくなる。
一回しか来ないのであれば、相性が合わなかったのかもしれません。
しかし、三回も来てくださったお客様が、なぜ四回目には来なくなるのでしょうか。
私は、そこには占い師自身が気づきにくい問題が隠れているのではないかと思っています。
それが、
「お客様おいてけぼり事件」
です。
今回は、ほしよみ堂大阪梅田店のオーナーとして、指名予約が入る占い師と、リピーターに選ばれ続ける占い師の違いについて考えてみたいと思います。
三回目まで来るのに、四回目がない理由
まず、考えてみてください。
なぜお客様は、三回も来てくださったのでしょうか。
初回は、期待です。
プロフィール写真を見た。
占術に興味を持った。
口コミが良かった。
何となく気になる先生だった。
「この先生、すごそう!」
そう感じて、指名予約をしてくださいます。
二回目は、確認です。
「前回の占いが当たっていた」
「もう少し詳しく聞きたい」
「前回の続きが気になる」
そんな理由で、もう一度来店されることがあります。
三回目は、期待の継続かもしれません。
「今度こそ、もっと具体的な答えが聞けるかも」
「前回とは違う相談なら、もっと深く見てもらえるかも」
ところが、三回目も前回と似たような鑑定だったらどうでしょう。
性格診断から始まり、運気の説明が続き、タロットを引いて、最後は一般的な開運アドバイス。
お客様は心の中で、
「今回も同じような話だったな」
と感じてしまうかもしれません。
そして、四回目の予約をする理由が見つからなくなる。
もちろん、四回目がない理由はそれだけではありません。悩みが解決した、相談する必要がなくなった、仕事や生活が忙しくなったという可能性もあります。
ですから、来店回数だけで鑑定の良し悪しを判断することはできません。
しかし、三回目まで来ていたお客様が繰り返し離れていくなら、鑑定内容を振り返る価値は十分にあると思います。
命術に頼りすぎて、毎回同じ説明になっていないか
四柱推命、西洋占星術、紫微斗数、数秘術。
命術は、人生の傾向や運気の流れを読み解くための重要な占術です。
しかし、命術には一つの特徴があります。
生年月日などの基本情報は、何回来店されても変わらないということです。
つまり、前回と同じ資料を読み、同じ解釈を中心に説明していれば、似た鑑定になりやすいのです。
初回は、
「あなたはこういう性格です」
「この時期は運気が変わります」
という話でも、お客様は新鮮に感じるかもしれません。
でも、二回目も三回目も同じ話ではどうでしょう。
「それ、前にも聞きました」
とお客様が言わなくても、心の中ではそう感じているかもしれません。
命術の知識が豊富なことは、大きな強みです。
しかし、命式は同じでも、お客様の人生は動いています。
一か月前には転職を迷っていた人が、今は内定をもらっているかもしれません。
恋人との関係で悩んでいた人が、今は結婚するか別れるかを考えているかもしれません。
命式は変わらなくても、相談者の状況と必要な答えは変わるのです。
命術に頼りすぎる占い師は、その変化を見落としていないでしょうか。
「私のことを見ていますか?」テンプレ鑑定の怖さ
お客様が三回も来店しているのに、占い師の話す内容がほとんど変わらない。
これは、単なる説明の繰り返しではありません。
相談者が、自分の変化を見てもらえていないと感じる原因にもなります。
例えば、恋愛相談。
初回は、
「彼との相性は良いですね」
二回目は、
「今年は恋愛運が上がっています」
三回目は、
「焦らず、自然体でいきましょう」
これでは、お客様が本当に知りたいことに答えられているでしょうか。
初回から三回目までの間に、彼との関係はどう変わったのか。
連絡の頻度は変わったのか。
相手の態度に変化はあったのか。
お客様自身の気持ちはどう変わったのか。
そこを聞かなければ、前回の続きにはなりません。
お客様が求めているのは、一般的な恋愛運の説明ではなく、
「今の私と、今の彼について、どう考えればいいのか」
という答えなのです。
「私も話したいのに」占い師の独演会
命術を得意とする占い師ほど、説明が長くなってしまうことがあります。
通変星、十二運、天中殺、アスペクト、ハウス、トランジット。
専門用語を次々に説明する。
知識が豊富なことは分かります。
でも、お客様は占術の授業を受けに来たわけではありません。
20分の鑑定で15分も占い師が話してしまったら、お客様が自分の気持ちを伝える時間はわずかです。
「私も話したかったのに」
「本当は別のことを聞きたかった」
そんな思いが残ったまま帰られるかもしれません。
一度目は新鮮でも、三度目となれば、同じような説明を長く聞くことに疲れてしまう可能性があります。
占い師は、自分がどれだけ話したかではなく、お客様がどれだけ話せたかを意識してほしいと思います。
もちろん、話すことが苦手なお客様もいらっしゃいます。
だからこそ、質問の仕方や沈黙の使い方も鑑定技術の一つです。
占い師が気持ちよく話せた鑑定と、お客様が満足した鑑定は、必ずしも同じではありません。
卜術までテンプレートになっていないか
「私は命術だけではなく、タロットも使っています」
それは素晴らしいことです。
しかし、卜術を使っていても、結果の伝え方が毎回同じならどうでしょう。
「自分を信じてください」
「焦らず進みましょう」
「コミュニケーションを大切にしましょう」
「新しいことに挑戦しましょう」
どれも悪い言葉ではありません。
でも、それだけでは、占わなくても言えるような一般論になってしまいます。
例えば、恋人から連絡が来なくなったという相談。
「待ちましょう」
という結果が出たなら、そこで終わらせず、
「今、連絡することで何が起こりそうか」
「待つ間に、お客様ができることは何か」
「いつ頃、状況を見直すとよいか」
という具体的な相談につなげることができます。
卜術の役割は、カードの意味を読み上げることではありません。
相談者が今、何を判断すればいいのか。そのための視点を示すことです。
開運アドバイスを実行した。でも、結果が曖昧
三回目まで来店されるお客様の中には、前回のアドバイスを実際に試してくださる方もいるでしょう。
「神社に行きました」
「部屋を掃除しました」
「ラッキーカラーを取り入れました」
「吉方位に出かけました」
そこで占い師が、
「そうですか。よかったですね」
で終わってしまったら、少しもったいないと思います。
お客様は、何かしらの変化を期待して行動されたのです。
その行動を通じて、気持ちや生活に変化があったのか。
どんなことに気づいたのか。
期待していた結果と違ったのなら、今度はどう考えていくのか。
そこまで一緒に振り返ってほしいのです。
もちろん、開運行動をすれば必ず願いが叶うわけではありません。
だからこそ、過度な期待を持たせるのではなく、現実的な行動と結びつけて伝える必要があります。
開運アドバイスは、言いっぱなしではなく、振り返りまで含めて価値が生まれるのだと思います。
三回目から四回目へ|必要なのは鑑定の深さ
三回目の鑑定で、占い師が考えるべきことがあります。
それは、
「このお客様の悩みは、初回からどう変化したのか」
ということです。
初回では、相談内容を整理する。
二回目では、その後の状況を確認する。
三回目では、これまでの変化を踏まえて、さらに深い部分に向き合う。
もちろん、すべてのお客様がこの順番で悩みを相談されるわけではありません。
しかし、回数を重ねるほど、その方の背景や価値観への理解は深まるはずです。
恋愛相談なら、単なる相性から、その人が望む関係性へ。
仕事相談なら、転職の時期から、その人がどのような働き方をしたいのかへ。
人生相談なら、目先の選択から、これからどんな人生を送りたいのかへ。
鑑定が深まるというのは、難しい専門用語が増えることではありません。
お客様自身への理解が深まることです。
四回目の予約を無理に勧める必要はありません。
ただ、次に相談したいことが生まれたとき、
「やっぱり、あの先生に聞いてみよう」
と思い出していただける関係をつくることが大切なのです。
占い師は見た目も大切|「この人、すごい!」と思わせる存在感
さて、ここからは占術以外の話です。
私は、占い師にとって見た目も非常に大切だと思っています。
お客様は鑑定を受ける前から、占い師を見ています。
宣材写真、SNSのプロフィール、店頭での姿、鑑定ブースの雰囲気。
そうした第一印象から、
「この人、なんだかすごい!」
と感じていただける存在感は、占い師にとって一つの武器になります。
もちろん、美人やイケメンでなければならないという意味ではありません。
若いことが有利という話でもありません。
大切なのは、自分自身をどう表現するかです。
服装、髪型、表情、姿勢、立ち居振る舞い。
それらすべてが、占い師としての印象につながります。
神秘的な雰囲気を持つ人。
華やかで、人を惹きつける人。
落ち着いた風格のある人。
明るく、親しみやすい人。
年齢や経験を魅力に変えている人。
それぞれに個性があります。
私は、占い師全員が同じような服装をする必要はないと思っています。
むしろ、自分の世界観をもっと見た目にも表現してほしいのです。
ただし、派手ならよいということではありません。
清潔感や、お客様が安心して話せる雰囲気も重要です。
そして何より、見た目から生まれた期待を、鑑定内容で裏切らないこと。
「この人、すごそう!」を「この人、本当にすごい!」に変える。
その体験が、最初の指名予約から次の来店へとつながっていくのだと思います。
三回目で飽きられる占い師と、何度でも会いたくなる占い師
三回目まで来てくださるということは、お客様がその占い師に何らかの価値を感じてくださっている可能性があります。
しかし、毎回同じ話をするだけでは、その価値を維持することは難しくなります。
ここで必要なのが、占い師自身の個性です。
優しく寄り添うのが得意な人。
ズバリと核心を伝える人。
現実的なアドバイスが得意な人。
ユーモアを交えて、お客様の緊張をほぐす人。
複雑な相談を整理し、具体的な選択肢を示せる人。
それぞれに強みがあります。
ただし、個性を押しつけることと、個性を生かすことは違います。
占い師が自分の得意な話だけをして、お客様が聞き役になるのであれば、それは自己満足かもしれません。
大切なのは、その人ならではの持ち味を、お客様のためにどう使うかです。
同じ命式を見ても、同じカードを引いても、占い師が違えば鑑定は変わります。
占術が同じでも、鑑定体験まで同じである必要はありません。
その違いこそ、磨いてほしいのです。
お客様が求めているのは「私だけの特別な占い師」
四柱推命ができる占い師は、たくさんいます。
西洋占星術ができる占い師も、タロットができる占い師もたくさんいます。
では、なぜお客様はあなたを選ぶのでしょうか。
初回は、占術やプロフィール、見た目への期待かもしれません。
二回目は、前回の鑑定への興味かもしれません。
三回目は、さらに深い相談をしたいという気持ちかもしれません。
そして、四回目以降に大切になるのは、
「この先生だから相談したい」
という信頼関係ではないでしょうか。
「この先生は、私のことを分かってくれる」
「前に話したことを覚えてくれている」
「私の状況に合わせて、きちんと考えてくれる」
「話したあと、自分がどうしたいのか分かってくる」
そんな鑑定を重ねていくことで、お客様にとって特別な占い師になれるのだと思います。
ただし、特別な存在になることと、依存させることは違います。
お客様が自分自身で判断し、行動できるように支える。
必要なときに、また相談したいと思っていただく。
「誰でもいい」ではなく、「私の相談は、あなたにお願いしたい」。
そんな占い師になってほしいと思います。
ほしよみ堂大阪梅田店が目指している占い師
ほしよみ堂大阪梅田店には、さまざまな個性を持つ占い師が所属しています。
私はオーナーとして、全員が同じ鑑定スタイルになることを望んでいません。
むしろ、それぞれの個性をもっと磨いてほしいと思っています。
占術も違う。
得意な相談内容も違う。
話し方も、見た目も、人生経験も違う。
だからこそ、お客様が自分に合った占い師を選べることに価値があるのです。
大阪梅田店では、オープンから約三か月で100名以上のお客様を鑑定する占い師が生まれています。
また、200名を超える鑑定実績を持つ占い師も出てきています。
しかし、私が注目しているのは鑑定人数だけではありません。
指名予約が増えていること。
鑑定時間の延長をいただいていること。
リピーターが増えていること。
そして最近では、鑑定後に次回の予約をして帰られるお客様もいらっしゃることです。
そこには、占術だけでは説明できない魅力があるのではないでしょうか。
お客様が話しやすい雰囲気づくり。
会話の進め方。
占い結果の分かりやすい伝え方。
初めて占いを受ける方と、占いに慣れている方への対応の違い。
さらに、占い師自身の見た目や個性。
そうした一つひとつの工夫が、次の指名予約につながっているのだと思います。
もちろん、鑑定人数や来店回数だけが占い師の価値を決めるわけではありません。
三回目で悩みが解決し、もう占いを必要としなくなったのであれば、それも素晴らしい結果です。
でも、まだ相談したいことがあるのに、別の占い師を探すことになっているとしたら。
そこには改善の余地があるのではないでしょうか。
四回目がない理由を、占術のせいにしない
リピーターが続かないとき、
「もっと占術を勉強しなければ」
と思う占い師もいるでしょう。
勉強することは大切です。
しかし、新しい占術を一つ増やしたからといって、リピーターが増えるとは限りません。
お客様が話せない。
前回の相談を覚えていない。
毎回同じような説明になる。
アドバイスが具体的ではない。
占い師自身の個性が見えてこない。
もし、こうしたことが原因なら、占術を増やす前に改善できることがあるはずです。
見た目を整える。
自分の魅力を磨く。
お客様への質問を工夫する。
前回の相談からの変化を確認する。
占い結果を、その人の生活に合わせて伝える。
そして、お客様の言葉に耳を傾ける。
四回目に来ていただくためだけに鑑定をするのではありません。
何度来ていただいても、そのときのお客様に必要な鑑定ができること。
それが、本当の意味で選ばれ続ける占い師なのだと思います。
最後に|三回目まで来てくれたことに甘えていませんか?
初回の指名予約は、期待の証。
二回目の来店は、関心や信頼の芽生え。
三回目の来店は、関係を深める大切な機会。
そして四回目の予約は、それまでの鑑定体験が積み重なった結果の一つです。
もちろん、すべてのお客様に四回、五回と通っていただく必要はありません。
大切なのは、来店回数を増やすことそのものではなく、お客様にとって価値ある鑑定を続けられることです。
占い師の皆さんに、最後に問いかけたいと思います。
三回目のお客様に、初回と同じ説明をしていませんか?
お客様の変化より、自分の占術の説明に夢中になっていませんか?
あなたという占い師に、もう一度会いたいと思っていただける個性はありますか?
占い師の説明書なら、本やAIでも手に入る時代です。
しかし、目の前のお客様の話を聞き、その人の状況に合わせて、一緒に考える時間は、占い師自身がつくるものです。
見た目で、
「この人、すごそう!」
と思っていただく。
鑑定で、
「この人、本当にすごい!」
と感じていただく。
そして、何度目の来店であっても、
「やっぱり、この先生に相談してよかった!」
と思っていただく。
そんな占い師が増えてほしいと、私は思っています。
三回目までは来る。でも四回目がない。
その理由を考えるとき、必要なのは新しい占術ではなく、占い師自身が変わることなのかもしれません。
指名予約は期待の証。リピート予約は信頼の証。
そして、何度でも選んでいただける理由は、
占術の数ではなく、「あなたに相談したい」と思っていただける、その人だけの魅力なのだと思います。
占いのことならほしよみ堂大阪梅田店 大阪駅前第3ビル地下2階

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