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島郷かっぱ

小倉南区・曽根古墳群 ~時代が変わっても、大切なものは残っていく~

 

こんにちは。

若松生まれの占い師、島郷かっぱです。

最近の北九州めぐりでは、私が学生時代を過ごした小倉南区を中心に紹介しています。

平尾台。

曽根干潟。

菅生の滝。

ます渕ダム。

北九州空港。

安部山公園。

自然豊かな場所が多かったのですが、今回は少し雰囲気を変えて、

小倉南区の歴史

に目を向けてみたいと思います。

 

今回紹介するのは、

曽根古墳群(そねこふんぐん)。

なんと、4世紀後半から6世紀後半にかけて造られた古墳が残っています。

今から1500年以上も前です。

そんな遠い昔の人々が残したものが、現在まで伝わっている。

そう考えると、不思議な気持ちになります。

今回のテーマは、

「時代が変わっても、大切なものは残っていく」

です。

 

小倉南区に残る曽根古墳群

曽根古墳群は、小倉南区の曽根平野中央部にあります。

一つの巨大な古墳を指しているのではありません。

現在、福岡県の史跡として指定されているのは9基。

5基の前方後円墳と4基の円墳からなる古墳群です。

2012年には福岡県指定史跡となりました。

現在の小倉南区には住宅や道路、商業施設があります。

そんな私たちの日常生活のすぐ近くに、1500年以上前の歴史が残っているんですね。

 

約200年間にわたって造られた古墳

曽根古墳群が面白いのは、

同じ時期に一斉に造られたものではないというところです。

最も古いとされる御座1号墳は、4世紀後半。

 

その後、

5世紀後半の茶毘志山古墳。

6世紀前半の上ん山古墳。

6世紀中頃の荒神森古墳。

そして6世紀後半の両岡様古墳へと続きます。

およそ200年です。

200年というと、

一人の人間が見ることのできる時間をはるかに超えています。

親から子へ。

子から孫へ。

さらに、その次の世代へ。

時代が変わっても、何かが受け継がれていたのでしょう。

 

最も古い御座1号墳

曽根古墳群の中で、最も古い時期のものとされているのが、

御座1号墳。

4世紀後半に造られた前方後円墳です。

全長は約22メートル。

1985年、団地造成工事に先立って調査が行われました。

 

そして埋葬施設からは、

三角縁神獣鏡の破片

も発見されています。

1500年以上前。

この土地で暮らしていた人たちがいて、

大切な人を葬り、

その人を想った。

今の私たちと生活はまったく違っても、

人を大切に思う気持ちは、

それほど変わらなかったのかもしれません。

 

北九州市最大規模の荒神森古墳

曽根古墳群の中でも特に大きいのが、

荒神森古墳。

6世紀中頃に造られたと考えられている前方後円墳です。

墳丘の全長は約67メートル。

周囲の周堤帯まで含めると約90メートルになります。

北九州市内では最大規模の前方後円墳です。

古墳の大きさは、

当時の有力者が持っていた力とも関係していたと考えられます。

つまり曽根には、

この地域を治めるほどの有力な人々がいたということなのでしょう。

 

大きくなり、そして小さくなっていった

曽根古墳群を時代順に見ていくと、

面白い変化があります。

 

最初の御座1号墳は約22メートル。

その後、

茶毘志山古墳は約54メートル。

上ん山古墳は約50メートル。

荒神森古墳は約67メートル。

古墳は大きくなっていきます。

ところが、その後の両岡様1号墳では約38メートルへと小さくなります。

 

北九州市の資料では、この変化から、

この地域を治めた首長層の成長と、その後の衰退をうかがうことができるとされています。

栄える時代があり、

やがて変化していく。

これもまた、

人生と少し似ています。

 

ずっと上り続ける人生はない

私たちは、

人生はずっと良くなっていかなければならない、

と思ってしまうことがあります。

給料は上がらなければいけない。

会社では出世しなければいけない。

仕事は成功し続けなければいけない。

恋愛もうまくいかなければいけない。

 

でも、

人生は一直線ではありません。

調子のいい時期もあれば、

うまくいかない時期もあります。

曽根古墳群も、

小さな古墳から始まり、

大きくなり、

そして再び小さくなっていきました。

それでも、

その歴史そのものが消えたわけではありません。

 

タロットの「運命の輪」

曽根古墳群から、

私が思い浮かべるタロットカードがあります。

それが、

「運命の輪」

です。

流れ。

転機。

変化。

タイミング。

 

人生には、

自分の力だけではコントロールできない流れがあります。

いい時期がずっと続くとは限りません。

反対に、

悪い時期がずっと続くとも限りません。

輪は回ります。

 

だから、

今うまくいっているからといって油断しない。

今うまくいっていないからといって、

人生全部を諦めない。

そんなことを、

このカードは教えてくれているように感じます。

 

昔の人も悩んだのだろうか

1500年以上前に生きていた人たちは、

どんなことで悩んでいたのでしょう。

もちろん、

スマートフォンはありません。

LINEもありません。

会社員でもありません。

でも、

人間であることは同じです。

 

好きな人がいたかもしれません。

家族を心配したかもしれません。

人間関係で悩んだかもしれません。

将来が不安だったかもしれません。

「明日はどうなるんだろう」

そう思った人もいたでしょう。

 

時代が変わっても、

人の悩みの根っこは、

案外それほど変わらないのかもしれません。

 

「自分は何を残せるのだろう」

古墳を見ると、

私はこんなことを考えます。

自分は、この人生で何を残せるのだろう。

もちろん、

大きな建物を残す必要はありません。

歴史の教科書に名前が載る必要もありません。

家族との思い出。

誰かにかけた言葉。

仕事で教えたこと。

ブログに書いた文章。

誰かを励ましたこと。

そんなものも、

自分が残していくものだと思います。

 

言葉は残る

占い師として相談を受けていると、

言葉の大切さを感じることがあります。

自分では何気なく言った一言でも、

相手が覚えていることがあります。

「あのとき、そう言ってもらえて救われました」

と言われることもあるかもしれません。

 

逆に、

何気なく言われた一言が、

何年たっても心に残っていることもあります。

言葉には、

形がありません。

でも、

人の中に残ります。

古墳とはまったく違う形ですが、

これも一つの「残るもの」ではないでしょうか。

 

タロットの「審判」

もう一枚、

曽根古墳群から思い浮かべるカードがあります。

「審判」

です。

 

過去を振り返る。

もう一度意味を見つける。

目覚め。

再評価。

そんな意味として読むことがあります。

過去に起きたことは、

変えることができません。

でも、

その出来事の意味は、

あとから変わることがあります。

 

昔の失敗が、あとから役に立つ

たとえば、

仕事で大きな失敗をした。

そのときは、

「最悪だ」

と思った。

 

でも、

その経験があったから、

同じ失敗をしなくなった。

後輩に教えることができた。

別の仕事で役に立った。

そんなことがあります。

 

恋愛でも同じです。

うまくいかなかった恋。

傷ついた恋。

その経験があったから、

次の恋愛では、

自分が本当に大切にしたいことが分かった。

そういうこともあります。

過去は変えられない。

でも、

過去の意味は、これからの生き方で変えることができます。

 

なくなってしまった古墳もある

曽根平野には、

現在まで残らなかった古墳もあります。

長い年月の中で、

土地の使われ方も変わりました。

町ができる。

道路ができる。

住宅ができる。

人々の生活が変わる。

すべてを昔のまま残すことはできません。

人生も同じです。

 

すべてを持ったまま、

次へ進むことはできない場合があります。

何かを手放しながら、

次へ進む。

それも人生です。

 

大切なものまで手放さなくていい

ただ、

環境が変わったからといって、

すべてを捨てる必要はありません。

会社を辞めても、

そこで身につけた経験は残ります。

 

恋人と別れても、

その恋愛から学んだことは残ります。

子どもが独立しても、

一緒に過ごした時間は残ります。

学生時代が終わっても、

友達との思い出は残ります。

形が変わっても、残るものがあります。

 

四柱推命にも「受け継ぐもの」がある

四柱推命では、

生年月日などから命式を作り、

その人が持って生まれた性質や傾向を見ていきます。

そこには、

自分自身の性格だけではなく、

家族や周囲との関係を考えるヒントが見えることもあります。

 

自分は、

親から何を受け取ったのか。

そして、

自分は次の世代へ何を渡していくのか。

そんな視点で自分の人生を見ると、

少し違ったものが見えてくることがあります。

 

学生時代を過ごした小倉南区

私は若松で生まれ、

学生時代を小倉南区で過ごしました。

学生の頃、

1500年前の小倉南区について考えることなんて、

ほとんどありませんでした。

でも、

大人になって地域の歴史を調べてみると、

普段何気なく通っていた場所にも、

いろいろな歴史があることに気づきます。

今、自分が歩いている土地を、

ずっと昔の人たちも歩いていた。

そう考えると、

なんだか不思議ですね。

 

自分の人生も歴史になる

今は、

何でもない一日に感じるかもしれません。

朝起きる。

仕事へ行く。

家へ帰る。

ご飯を食べる。

家族と話す。

友達にLINEする。

そんな普通の日々。

 

でも、

10年後に振り返ったら、

「あの頃は楽しかったな」

と思うかもしれません。

30年後には、

大切な思い出になっているかもしれません。

今日も、自分の人生の歴史の一日です。

 

今を大切にしたい

占いでは、

未来について聞かれることが多いです。

「これからどうなりますか?」

「結婚できますか?」

「仕事はうまくいきますか?」

 

もちろん、

未来を考えることは大切です。

でも、

未来ばかり心配して、

今日を忘れてしまうのはもったいない。

未来から振り返ったとき、

今は過去になります。

だから、

今という時間も大切にしたいですね。

 

時代が変わっても、大切なものは残っていく

曽根古墳群。

4世紀後半から6世紀後半。

長い時間をかけて、

この地域には古墳が造られました。

 

その後、

時代は大きく変わりました。

武士の時代になり、

近代になり、

町が発展し、

そして現在があります。

 

それでも、

古墳は残りました。

1500年以上前の人々が生きた証を、

今の私たちが見ることができます。

私たちの人生も、

いつか過去になります。

 

だからこそ、

何を持っているかだけではなく、

何を大切にして生きたのか。

そこに意味があるのかもしれません。

家族を大切にした。

好きな仕事を頑張った。

誰かを助けた。

夢に挑戦した。

失敗しても、もう一度立ち上がった。

 

そんな生き方は、

誰かの心に残ることがあります。

大きな古墳を残さなくてもいい。

歴史に名前を残さなくてもいい。

自分の人生を、自分なりに生きる。

それで十分なのではないでしょうか。

 

時代が変わっても、

大切なものは残っていく。

学生時代を過ごした小倉南区。

曽根古墳群の歴史から、

そんなことを考えました。

若松生まれの占い師、島郷かっぱでした。

それでは、また。

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