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阿佐霧 峰麿

選択は、走り出す前にほとんど決まっている(第四章⑨)

人との関わり方が静かになると、

もうひとつ、

はっきりと変わった感覚があった。

 

 

 

それは、

選択を「実行に移す時間」

の重さだった。

 

 

 

 

以前の私は、決断したあとに

立ち止まるタイプではなかった。

 

 

一度決めたら前へ進む。

 

走り出してしまえば、

身体も思考もそちらに向く。

 

 

迷い続けるより、

動きながら調整するほうが性に合っていた。

 

 

 

問題は

その調整が必要になる頻度だった

 

 

選択そのものが

雑だったわけではない。

 

感情だけで

飛びついていたわけでもない。

 

 

けれど今思えば、

決める前に

「積み切れていない」ことが多かった

 

 

 

私は長く運送の仕事をしてきた。

 

この世界では、よく言われる。

「配送は、積み込みが9割だ」と。

 

 

 

何を、

どの順で、

どこに、

どれくらいの余裕を持たせて積むか。

 

 

ここが決まった時点で、

その日の仕事の流れは、

ほぼ決まっている。

 

 

 

走行中にできることは、

実は多くない。

 

 

雑な積み込みは、

必ず途中でツケを払う。

 

 

 

逆に、積み込みが整っていれば、

多少のイレギュラーがあっても崩れない。

 

 

 

人生の選択も、

これと同じだった。

 

 

走り出してから頑張るのではない。

 

実行フェーズで

気合を入れるのでもない。

 

 

選ぶ前に

どれだけ丁寧に積み込めているか

 

 

 

構造を通して選ぶ、というのは、

この積み込みを終えた状態で

出発することだった。

 

 

今の自分の状態。

使える時間。

 

失っても耐えられる範囲。

回収できる可能性。

 

最悪のケース。

 

 

それらを一度、

頭の中に並べてから選ぶ。

 

 

 

すると不思議なことに、

走り出したあとの調整が、

ほとんど要らなくなる。

 

 

 

無理な姿勢で走らなくていい。

 

途中で荷崩れを起こさない。

 

修正はあっても、想定内で済む。

 

 

これは、楽をしている

という話ではない。

 

 

前工程に、

エネルギーを集中させているだけだ。

 

 

 

多くの人は、逆をやっている。

 

 

選択は曖昧。

判断基準もぼやけている。

積み込みは途中のまま。

 

 

その状態で走り出し、

 

途中で崩れ、

「こんなはずじゃなかった」と慌てる。

 

 

 

人生が疲れる理由の多くは

実行が大変だからではない。

 

準備不足のまま走っているからだ

 

 

 

構造を持つようになってから、

私はこの無駄な消耗をしなくなった。

 

 

選択したあとの時間は、

悩むためではなく、

淡々と使うためのものになった。

 

 

一度積み込んだら、

あとはルートをなぞるだけでいい。

 

 

 

人生のすべてが

思い通りになるわけではない。

 

けれど、

崩れ方は予測できるようになる。

 

立て直し方も、分かってくる。

 

 

 

構造を通した選択とは

人生をコントロールすることではない。

 

 

走り続けても壊れない状態で

スタートラインに立つことだ。

 

 

 

 

その感覚を手に入れてから、

私はようやく気づいた。

 

 

 

選択とは

勇気の問題ではなかった。

 

準備の質の問題だったのだ、と。

 

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そっと寄り添える場所として、

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