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阿佐霧 峰麿

この構造を、誰かにも渡せるのではないかと思った日(第四章⑩)

構造を通して選ぶ、という感覚が

自分の中で当たり前になり始めた頃、

 

私はひとつの違和感を覚えていた。

 

 

それは、

 

「このやり方は、本当に

自分だけのものなのだろうか?」

 

という感覚だった。

 

 

 

選択の前に立ち止まり、

条件を並べ、

 

リスクと余白を見極め、

積み込みを終えてから走り出す。

 

 

このやり方は、

特別な才能があるから

できたわけではない。

 

勘が鋭いからでも、

精神的に強くなったからでもない。

 

 

ただ、

構造を知っただけだった。

 

 

 

にもかかわらず、

この視点を持っていない人は、

同じ場所で何度も崩れていく。

 

 

選択そのものではなく、

選び方が原因で消耗し、

 

「自分はダメなんだ」と

結論づけてしまう。

 

 

 

それを見たとき、

私は初めて思った。

 

これは、

個人の性格の問題ではない

のではないか、と。

 

 

 

むしろ逆だ。

 

 

多くの人は、

 

ちゃんと考えている。

ちゃんと悩んでいる。

ちゃんと責任を引き受けようとしている。

 

ただ、そのための枠組みを

誰からも教わっていない

だけなのではないか。

 

 

 

配送の世界では、

積み込みを教えずに

「うまく走れ」とは言わない。

 

 

 

なのに人生では、

積み込み方を知らないまま、

 

「正しく選ばなければならない」

「後悔してはいけない」

 

そんな前提を、

いつの間にか自分で背負っている人が多い。

 

 

 

それは、

あまりにも無理がある。

 

 

このとき私は、

ある考えに行き着いた。

 

 

 

もしこの構造を、

分かりやすい形で誰かに渡せたなら。

 

 

もし、

 

「あなたが間違っているわけじゃない」

「選び方を変えればいい」

 

そう伝えられたなら。

 

 

人生の消耗は、

もっと減るのではないか。

 

 

 

この感覚は、

使命感というよりも、

ごく静かな納得に近かった。

 

 

 

 

私は誰かを救いたいと

思ったわけではない。

 

 

正しい道を示したいとも

思っていない。

 

 

ただ、自分が手に入れたこの「地図」を、

共有できるのではないかと感じただけだ。

 

 

 

未来を当てるためではない。

 

運命を決めるためでもない。

 

 

迷ったときに

自分の場所に戻ってこられる地図

 

 

積み込みを終えてから

走り出すための枠組み。

 

 

 

それがあるだけで、

人生は劇的に変わらなくても、

確実に壊れにくくなる。

 

 

 

 

この頃から私は、

占いを見る目が変わり始めていた。

 

 

当たるかどうかではない。

 

信じるかどうかでもない。

 

 

その人自身の構造を知り

選び方の軸を取り戻すための道具

 

 

そう捉えたとき、

占いはまったく別の姿を見せ始めた。

 

 

 

まだこの時点では、

占い師になろうと決めていたわけではない。

 

 

けれど、

自分の中で確かに芽生えた感覚があった。

 

――この構造は、

人生を立て直す力を持っている。

 

 

そしていつか、

それを誰かに手渡す日が来るかもしれない。

 

 

 

その予感だけを携えたまま、

私はもう一度、

自分の人生を歩き続けていくことにした。

 

 

 

構造を持って選び、

 

積み込みを終えて走る。

 

 

 

その先に、

まだ名前のついていない未来が

静かに待っている気がしていた。

 

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その日のあなたに合う距離で。

 

そっと寄り添える場所として、

ここにいます。

 

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